ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

カタチから入るヤツ

2006-03-29 | 海外子育て
9歳になったばかりの善は、徹頭徹尾カタチから入るほう。
香港でサッカーを習っていた時、ゴールキーパーのグローブに憧れ、ゴールキーパーでもないのに3千円近い大枚を払って、ブランドもののグローブを買ってしまいました@@ 

当時6歳。3千円は大金でしたが、何度諭してもガンとして聞かず、長らく貯めていた自分のお金で買ってました。ニュージーランドに来てからはラグビー一直線で、高価なグローブは出番もないまま、スポーツ用品一式が入った段ボール箱の底に沈んでいます(笑)

今回も彼、カタチから入ってます。
9歳⇒大きい⇒ティーンエイジャーに近い⇒しっかりしないと!
という発想なのか、誕生日当日からエラく早起きをして、6時台から制服に着替え、家の中をウロウロしたり、新聞を取りに行ったり、今日なんかゲームボーイまでして暇つぶし(なんで朝から´。`?)

その制服ですが、善の学校は赤か、緑と白のストライプか、2種類のポロシャツから選べます。今までは赤一辺倒で、
「緑は絶対着ない!」
と断言していました。ところが赤の1枚がだいぶくたびれてきたので、ふと、
「善くんも9歳だし、そろそろ緑も着てみたら?大人っぽくて(なわけないけど´。`A)けっこう似合うかもよ~」
と温のお古を引っ張りだして、何気なく打診してみると・・・。

「うん、着てみる。」
とあっさり(笑)
さっそく、かなりオーバーサイズなのに(この国ではそんなことを気にする人はいませんが)、張り切って着ていきました。

このノリで、算数も。
ちょうど学校で帯分数、仮分数を習ってきたところだったので、
「ついでに通分、約分もやっちゃおうか?」
と紙を出して説明し始めると、温が横から、
「おっ、善くん、もうそんなことやるの?ボクたちも復習で、今それやってるんだよ。クラスの3分の2くらいの子が通分のやり方を忘れちゃててさ~(ホントの話)、焦っちゃうな~」
と、ノセる、ノセる(笑)

これを聞いて善の目は俄然輝き、
「うん、やってみる。」
(←ちょっとヤラセ風写真ですが´▽`、ダイニングテーブルで宿題の最中。うちには勉強机がありません)

このタイプ、ツボを押さえるとけっこうカンタンです。でも、それが前向きならば、けっこうな話。この素直さ、いいパートナーが見つかればけっこう幸せな人生が歩めるかも!