ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

映画「007慰めの報酬」と「おくりびと」

2008-12-16 | 映画・文化
週末に「007慰めの報酬」を観てきました。感想は・・・・・













ボンドのスーツが良かったです。(byトム・フォード) 
どうやらスーツフェチらしいのでー、ーゞ

シリーズ最大のヒットとなった前作「カジノ・ロワイヤル」の後とあって、さほど期待していませんでした。(シリーズ化の映画で第1作目を超えるものってほとんどないと思うので)7掛けの期待度。
それにまた7掛けしたくらいの出来(つまり前作の半分><?)かなぁ~と。(すみません、人間が正直で!)

「カジノ・ロワイヤル」がイアン・フレミングの原作の縦糸にイマ風なアレンジの横糸できっちり織りなされたエンタメ絵巻だったとしたら、「慰めの報酬」は前作につながるよう、フレミングの原作がないのがバレないよう、見栄えがするよう、それなりに見えるよう、
「いろんなものを織り込んでみました」状態の総花的な仕上がり・・・

「引き算する勇気がなかったんだろうな~」
と製作者の弱腰を感じました。お色気シーンのない「新しいボンドガール」が話題でしたが、散々勇ましくやってたのに最後の肝心なところで膝をかかえてブルブルブル・・・*0* 
そっ、それはないよ~;_;

前作のボンドガールのエヴァ・グリーン(ボンドの殺された恋人役)の方が設定も性格も役柄そのものも、遥かに新しく意思を持った存在だったと思うんですが。少なくとも女性の目から見て不自然さがなく共感できたけれど、今回はちゃんちゃらダメでした┐( ̄‥ ̄)┌

ただボンドが悪を追っていく段階で偶然知ってしまう、敵が支配をたくらんでいる「貴重な天然資源」がちょっと目新しかったかな~?と。でも描き方がチョロっという感じでインパクトがなかったのは残念。

この天然資源はワタクシのNZ移住の遠因の一つでもあり、
「子どもたちがこのために、戦争に借り出されたりしないように。」
という想いは移住前からあったので、そんなにビックリするほどのものではないかも、ですが。とりあえずNZにはたっぷりあります。

前作は4、5回観ましたが今回はもう1回観るかな~?
いや、観ないかな~?でも、観るかな~?


生まれ変わったらスパイになりたい
と豪語するくらい007好きの夫は(今生は「痛いのダメ」「寒いのダメ」「辛いのダメ」につき、ラグビーのレフリーが目一杯だそう)
007にかけてはなんでもかんでも贔屓目ですが、その彼ですら・・・









「『おくりびと』(モッくん主演)の方が良かったかな~?」
と小さくつぶやいてました。(だっ、ダメじゃーん!)

時間が合わず日本で「おくりびと」が観られなかったのは残念~TT

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