ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

日替わり定職

2012-06-11 | 海外子育て
温(18歳)はただ今、オークランド大学の前期試験の真っ最中。
明日は丸1日テストだそうで、がんばってちょ


「経済ってさ、とにかく書いて書いて書きまくるんだよね 宿題でも、レポートでも、テストでも。だから書くのが苦手だと辛いよ。」
とのこと。へー、知らなんだ。明日のテストも書くものが中心らしいです。


「書くのが嫌いだから文学部に行かないで経済に来たっていう子、けっこういるんだよね、数字ばっかり見てるように思うじゃん。でも、入ってみると書くことばっかりで、それでドロップしていく子もけっこういるよ。」


何かの授業で6人組を作らされ、たまたま一緒になったキウイの女子学生は「オーストラリアで働いた方がお金になる」と言ってとっとと辞めてしまい、今はなぜかイギリスにいるそう。もう1人の中国人は秋休み以降一度も姿を見せたことがなく、彼女ももういない模様。


「あんまり話さない子だったからこっちの高校を出たのか、留学生なのかわかんなかったけど、書くのが大変だったみたい。1ヶ月以上来なかったら宿題とかも出せないし、追いつけないだろうな。」
うーん、そりゃ大変だ


かと思えば、昨年法学部を卒業したのに、法学だけでは就職先がないからと、今年から経済を学んでいる同級生もいるそうです。学生ローンを組んでいるので(かなりバイトで穴埋めしているようですが)、本人は真剣


NZの大学は医学部や理工学部を除き、ほとんどが3年で終了しますが、
「本気で就職するつもりなら4年」
と言われており、4年目に招待される「オナーズ」と呼ばれる、一種の優待生(学費は自費ですが名誉なことらしいです)になれるかどうかが、就職のカギを握っているそうです。


「コマースのオナーズだったら、ビッグ4(KPMG、PwC、アーンスト・アンド・ヤング、デロイト)確実なんだって。卒業する前に仕事が決まるらしいよ。
まぁ、ボクには関係ないけどね
と、このテストが終わったら、いよいよオークランド大学にサヨナラの温。


心はすでにニッポン

(名大キャンパス)

(ビッグ4を目指すにはMCCで活躍するという方法もあるようですが。
MCCに関してはコチラで)



「ヘッジファンドに入りたい!」
「世界に出ていく日本の中小企業に入りたい!」
「野村證券に入りたい!」

(「TOEIC860点以上で初任給54万2000円」という記事を見つけたので!
でも、温くん、これって2011年の話だってば
「20代で結婚してパパになる!」
などなど、温の将来展望は今のところ、「日替わり定職」なので、すべて、
「へぇぇぇぇえ。」
で聞き流し~


学生でも18歳はもう大人(ここでは飲酒も参政権も18歳から)。
いろいろ考えて、いろいろ失敗して、いろいろ学んでいって下さいな。



親も地味に一生がんばるじょ~