ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

かわいい子は旅をしろ

2016-02-18 | 海外子育て
今日から長男・温(22歳)が卒業旅行でアジア歴訪の旅へ
9月入学なのでまだ卒業ではありませんが、4月入学の人と行くので
この時期なんだそうな。


香港を皮切りに、タイ、カンボジア、ベトナム、台湾という1ヶ月の旅
聞くだに楽しそうですねぇ


この年齢で1ヶ月、1日24時間一緒にいても苦にならない人がいるって
とっても貴重なことに思えます。
旅が始まってみないとわからないこともありますが
行き先の選定
食べ物の嗜好
お金の使い方
時間の使い方
などなど、
相当息が合わないと1ヶ月は長い


いい友だちに巡り合えたようでなによりです。
でも、最近の大学生はあまり卒業旅行に行かないそうですね。
英語、英語と言っていても実際の海外志向が減っているそうで、
昭和の人間としてはなんだか残念な限り。


私の卒業旅行も1ヶ月のアジア歴訪の旅で、
初めて降りたった香港で直感ながら
「仕事をするならここで

と決心し、その3年後に長かった遊学を終えて香港に戻り
仕事を見つけて働き始めました。


香港で子どもをもうけ、育てたというのも

すべては卒業旅行が起点でした。


あの旅行がなかったら、どこで社会人になっていたのか?

(※日本でないことは間違いなかったにしても)


ちょうど32年後に息子が同じように香港から卒業旅行を始める

親としては感慨深いものがあります。


温たちはあえて英語圏を外していくようなので、どうなることか
〆の台湾は2人にとって縁のある場所なので盛り上がるのかな?


ジカ熱、デング熱と心配しだしたらきりがありませんが
道中無事で元気に楽しく充実した1ヶ月を



一方で次男・善(18歳)は2週間のメキシコ・アメリカ遠征を終えて帰宅。
初めてのメキシコはドキドキものだったそうですが、驚いたことに
アメリカのアトランタの方が数倍も危なかった
という実感。


メキシコシティーでも1日何度も何度もパトカーのサイレンを聞くものの
「アトランタは1日中ずっと鳴ってた!」


民泊で大きなビラを丸々借り、仲間6、7人と宿泊していたのですが
初日にスーパーに買出しに行き、ただならぬ気配を察知。
「大きいスーパーだったけど、黒人じゃない人に2人しか会わなかった。」


滞在期間中の食料をどんと買い込み、あとはずっとビラで大会の練習。
一歩も外には出ず、夜はピザを頼んでしのいだそう。
若い男ばかり6、7人でも外出してみようとは思わなかったそう。
「危なすぎる


メキシコでは朝はカフェや市場に行ったり自由に外出していたので
危険度の差は歴然だったそうです。

(※屋台のタコスにも挑戦


カードの大会そのものはアトランタ・オリンピックを開催した
近代的な新興地区で行われ、大きなホテルや会議場のある場所で
見るからに安全そうながら、
「ホント、つまんない場所
ということで、これまたモールでショッピングをした程度。


最後の数日はプロ仲間が泊まっていたシェラトンホテルのスイートに
招待してもらい、同じ街とは思えない日々だったようですが、
その落差にもショックを覚えたようです。


百聞は一見にしかずで、見ないと実感できないことも多々あるもの。
もう「かわいい子には旅をさせよ」と言っている年齢ではなく、
自分でお金を出し
自分で企画し
自分で予約もとり
自分で楽しむ
「かわいい子は旅をしろ」という段階です。


日本人として香港に生まれ、親とフィリピン人のお手伝いさんに
育てられ、NZで育って成人した経緯をフルに活かして
これからもガンガン世界に出て行ってほしいものです。



(※善は住むんだったら断然NZらしいです


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