いつも河原にお散歩に行くと川沿いに続く道で、
直線を使ってやる遊びがあります。
欧介を待たせて、離れます。
50メートルくらい離れたところで、「コイ」と言って、
欧介と同じ方向に走ります。
欧介が追いついてきたら、ボールを進行方向に投げて
欧介が追い越して行って、ボールを取りに行って戻ってきます。
この遊びが、欧介は大好きです。
思いっきり走れるし、目標が「コイ」と言ったo-mamaではなくて、
先に行くボールなのでさらに盛り上がる様子。
しか~し、今日は違いました。
ボールを取りに行って、臭いを嗅いでいたので、
呼ぶとボールを持たずに戻ってきてしまいました。
昨日より、ボールと引っ張りっこで、オビをやったりして、
なるべくご褒美(フード)よりも、一緒に遊ぶことでご褒美の代わりにして、
最後にいっぱいご褒美(フード)っていう方法にしたのです。
昨日は、結構上手く行っていました。
今日は、ご褒美が出ないことに気づいてしまい、
や~めた!!って、思ったに違いありません。
でも、引っ張りっこをしている欧介は、結構楽しそうで、
唸りながら興奮したように息もハッハッってしながら、
引っ張って遊ぶので、無理やりって感じでもないのです。
そう思ったので、ご褒美を貰おうとする欧介を無視して、
楽しそうに誘って、ボールを投げてみたのです。
ところが、走って行って、また臭いを嗅いでウロウロしているのです。
迷いましたが、思いっきって怒ってみました。
そして、遊びを続行。
諦めたのか、引っ張りっこでもいいやって思ったのかは、わかりません。
でも、楽しそうにボールを取りに行き、
引っ張りっこもガウガウ言いながら、頑張っていました。
夕方、ハードルを持って、いつもの広場に行って、
ハードルを跳んだら引っ張りっこをしてみると、
楽しそうに遊びに乗ってきました。
でも、やっぱりご褒美(フード)が欲しい様子で、
ハードルを跳んでご褒美の置いてあるところに
フラフラ~っと行ってしまいました。
「欧介!!違うよ!!」と言って、戻してハードルをやり直したら、
また引っ張りっこに誘ってみました。
また、諦めたのか、楽しそうに引っ張りっこしています。
o-mamaが納得し、欧介が集中して心から楽しめたら、
ご褒美(フード)をいっぱいあげる。
最近、納得のいかない遊びを繰り返すことで、
o-mamaにストレスが溜まっていく状態でした。
蒼太が来てから、遊びの楽しさに気づき、
欧介と遊ぶことに、なんとなく物足りなさを感じながら、
蒼太と欧介は違うのだと、自分に言い聞かせていた。
比べることが、いけないことだと思い、
欧介はこんなものと、変な納得をしていたような気がする。
でも、真剣に遊べれば、欧介とだって
充分に興奮するような遊びが出来るのです。
それが、良くわかるのが引っ張りっこでした。
ボール遊びだって、じらしてじらして、
欧介が興奮して、「ワンワン」言いながら、
「早く投げてよ!!」って身体で表現する時、
o-mamaもワクワクした気持ちでいっぱいになります。
変な納得をして、ご褒美を過剰に要求する欧介に負けて、
「じゃあ、これやったらご褒美ね」って気持ちで、
ご褒美に頼り、ご褒美でつってしまっていた。
だから、納得のいかない遊びになってしまったのです。
欧介は、こういうこちらの気持ちをすぐに読み取ります。
欧介には、この気持ちの逆転が、
自分の意思が通ると勘違いさせやすいのです。
遊びの主導権も欧介が握ってしまうと、
臭いを嗅いだり、マーキングしたり
全くやらなくなってしまったりと、イライラする結果につながります。
その逆転のスイッチは、とっても簡単に軽く入ってしまうのです。
しばらくは、スイッチの入れ替えに苦労しそうです。
6年半、進んでは後退してきたo-mamaと欧介の関係を
また見直す良い機会だと思いました。