to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

欧介は難しい・・・

2007年01月16日 | Obedience

いつも河原にお散歩に行くと川沿いに続く道で、

直線を使ってやる遊びがあります。

 

欧介を待たせて、離れます。

50メートルくらい離れたところで、「コイ」と言って、

欧介と同じ方向に走ります。

欧介が追いついてきたら、ボールを進行方向に投げて

欧介が追い越して行って、ボールを取りに行って戻ってきます。

この遊びが、欧介は大好きです。

思いっきり走れるし、目標が「コイ」と言ったo-mamaではなくて、

先に行くボールなのでさらに盛り上がる様子。

しか~し、今日は違いました。

ボールを取りに行って、臭いを嗅いでいたので、

呼ぶとボールを持たずに戻ってきてしまいました。

 

昨日より、ボールと引っ張りっこで、オビをやったりして、

なるべくご褒美(フード)よりも、一緒に遊ぶことでご褒美の代わりにして、

最後にいっぱいご褒美(フード)っていう方法にしたのです。

昨日は、結構上手く行っていました。

 

今日は、ご褒美が出ないことに気づいてしまい、

や~めた!!って、思ったに違いありません。

 

でも、引っ張りっこをしている欧介は、結構楽しそうで、

唸りながら興奮したように息もハッハッってしながら、

引っ張って遊ぶので、無理やりって感じでもないのです。

 

そう思ったので、ご褒美を貰おうとする欧介を無視して、

楽しそうに誘って、ボールを投げてみたのです。

ところが、走って行って、また臭いを嗅いでウロウロしているのです。

迷いましたが、思いっきって怒ってみました。

そして、遊びを続行。

諦めたのか、引っ張りっこでもいいやって思ったのかは、わかりません。

でも、楽しそうにボールを取りに行き、

引っ張りっこもガウガウ言いながら、頑張っていました。

 

夕方、ハードルを持って、いつもの広場に行って、

ハードルを跳んだら引っ張りっこをしてみると、

楽しそうに遊びに乗ってきました。

でも、やっぱりご褒美(フード)が欲しい様子で、

ハードルを跳んでご褒美の置いてあるところに

フラフラ~っと行ってしまいました。

「欧介!!違うよ!!」と言って、戻してハードルをやり直したら、

また引っ張りっこに誘ってみました。

また、諦めたのか、楽しそうに引っ張りっこしています。

o-mamaが納得し、欧介が集中して心から楽しめたら、

ご褒美(フード)をいっぱいあげる。

 

最近、納得のいかない遊びを繰り返すことで、

o-mamaにストレスが溜まっていく状態でした。

蒼太が来てから、遊びの楽しさに気づき、

欧介と遊ぶことに、なんとなく物足りなさを感じながら、

蒼太と欧介は違うのだと、自分に言い聞かせていた。

比べることが、いけないことだと思い、

欧介はこんなものと、変な納得をしていたような気がする。

 

でも、真剣に遊べれば、欧介とだって

充分に興奮するような遊びが出来るのです。

それが、良くわかるのが引っ張りっこでした。

ボール遊びだって、じらしてじらして、

欧介が興奮して、「ワンワン」言いながら、

「早く投げてよ!!」って身体で表現する時、

o-mamaもワクワクした気持ちでいっぱいになります。

 

変な納得をして、ご褒美を過剰に要求する欧介に負けて、

「じゃあ、これやったらご褒美ね」って気持ちで、

ご褒美に頼り、ご褒美でつってしまっていた。

だから、納得のいかない遊びになってしまったのです。

欧介は、こういうこちらの気持ちをすぐに読み取ります。

 

欧介には、この気持ちの逆転が、

自分の意思が通ると勘違いさせやすいのです。

遊びの主導権も欧介が握ってしまうと、

臭いを嗅いだり、マーキングしたり

全くやらなくなってしまったりと、イライラする結果につながります。

その逆転のスイッチは、とっても簡単に軽く入ってしまうのです。

 

しばらくは、スイッチの入れ替えに苦労しそうです。

6年半、進んでは後退してきたo-mamaと欧介の関係を

また見直す良い機会だと思いました。