旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

高倉稲荷神社

2009年12月27日 | 旅 歴史
 大阪府大阪市中央区高津にある高倉稲荷神社です。
 高津宮本殿に向かって右手に摂社の高倉稲荷神社が鎮座しています。高倉稲荷神社は商売繁盛・芸能の技能上達の神として知られています。高倉さんの初午祭は祭礼が初午の日もしくは午の日に行われる習慣から呼ばれるようになったそうです。
 古典落語「高倉狐」の舞台でもあります。高倉稲荷前の茶店が登場します。狐が人間に化けたところを見た男が、狐を騙して料理屋に連れて行き、散々飲んだり食べたりした後、狐にお勘定をもたせるというような話です。



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高津宮

2009年12月27日 | 旅 歴史
 大阪府大阪市中央区高津にある高津宮(こうづぐう)です。
 高津宮(こうづぐう)は難波高津宮に遷都した仁徳天皇を主祭神とし、祖父の仲哀天皇、祖母の神功皇后、父の応神天皇を左座に后の葦姫皇后と長子の履中天皇を右座に祀っています。
 貞観8年(866)、勅命により難波高津宮の遺跡が探索され、その地に社殿を築いて仁徳天皇を祀ったのが起源といわれています。
 天正11年(1583)、豊臣秀吉が大坂城を築城する際、比売古曽神社の境内(現在地)に遷座し、比売古曽神社を地主神として摂社としたそうです。
 明治5年(1872)には府社に列格しました。昭和20年(1945)3月の大阪大空襲によって神輿庫を残して社殿が全て焼失してしまいました。昭和36年(1961)10月に再建され現在に至っています。
 古典落語「高津の富」の舞台として知られています。富くじ(現在の宝くじ)は寺や神社の修理基金を集めるために江戸時代に盛んに行なわれたそうです。
 「高津の富」は高津神社が舞台となった落語で宿賃を踏み倒そうとした男がなけなしの一分の金で千両を当ててしまった話だそうです。古典落語「高倉狐」「祟徳院」もここが舞台になっています。



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