旅と歴史

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正福寺地蔵堂

2014年01月13日 | 旅 歴史
 東京都東村山市野口町に正福寺地蔵堂があります。
 金剛山正福寺は鎌倉建長寺の末寺で臨済宗建長寺派のお寺です。正福寺の千体地蔵堂は国宝建造物です。関東では、日光の東照宮、鎌倉の円覚寺舎利殿と並ぶ、都内唯一の国宝です。
 正福寺は、鎌倉時代中期に鎌倉の建長寺の僧石渓心月の開山により創建されたと伝えられています。病に倒れた執権・北条時宗が夢枕に立つ地蔵菩薩に助けられたことから、弘安元年(1278)開山させたそうです。
 現在の地蔵堂の建立は尾垂木の墨書から室町時代の応永14年(1407)とみられます。同じ時代の建築である鎌倉の円覚寺舎利殿と規模・形式が近似しています。
 地蔵堂は入母屋造り、こけら葺き、一重裳階(もこし)付きの建物です。正面、側面ともに3間の母屋の周囲に1間の裳階が付いた形式で、平面はほぼ正方形です。入母屋造の屋根の端部が反り上がった外観は禅宗様特有のものです。
 堂内には本尊の延命地蔵菩薩立像や千体ほどの木造の地蔵尊が奉納されています。毎年秋に行われる「地蔵まつり」では、600体もの木製地蔵に1年間の開運を祈願します。地蔵堂の内部は8月8日、9月24日、11月3日に公開されます。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/


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