旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

旧岡山県津山中学校本館

2014年03月01日 | 旅 歴史
 岡山県津山市椿高下に旧岡山県津山中学校本館があります。
 旧岡山県津山中学校は現在岡山県立津山高等学校になっています。明治28年(1895)、津山市山下に岡山県津山尋常中学校が創立され、明治32年(1899)、岡山県津山中学校となり、翌年の明治33年に現在地に校舎が建立されました。旧本館もその時のもので現在も使われています。
 本館は、木造、寄棟造りの2階建てで、間口23間(41.85m)、奥行5間(9.09m)、桟瓦葺き、総面積660.73平方mという大きな建物です。中央部の前面は間口7間、奥行1間分を前に出させ、玄関ポーチを持たせ、屋根中央部に塔屋を付けています。
 塔屋はクロイスターヴォルト型という形式で造られ、避雷針が乗っています。左右の屋根の前後には4ヶ所にわたって切妻形の屋根窓を付けて、明かり取りとし、高級感を出しています。
 最盛期のイタリアルネサンス様式をモデルにしたもので、軒廻り、窓、階段などにはみごとな意匠が施されていて、格調高い端正な美しさを出しています。総工費は当時としては破格の9855円だったそうです。(小学校教員の初任給は8円の時代)
 NHKの連続テレビ小説「あぐり」では、第一岡山高等女学校のシーンに使われ、「カーネーション」では、泉州高等女学校のシーンで使用されたそうです。平成7年(1995)に国の重要文化財に指定されました。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
http://blog.goo.ne.jp/ogino_2006/


日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村


http://blog.fc2.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする