旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

法泉寺十三重石塔

2017年12月28日 | 旅 歴史
 京都府京田辺市草内南垣内に法泉寺があります。
 法泉寺の十三重石塔には「弘安元年戊寅十一月廿六日 大工 猪末行 勧進僧良印」の刻銘があります。鎌倉後期の弘安元年(1278)に建てられた石塔で、大正5年(1916)に国の重要文化財に指定されています。高さ約6mの花崗岩で、笠と軸部を一石で彫り、十三重に重ねるという様式です。初重塔身の四方に四方仏を半肉彫で入れ、基礎部分に銘があります。基礎と初重軸部は非常に低く、近畿地方では異例です。銘文中に「大工」として名の見える猪末行は、宋から渡来した石工・伊行末(いのゆきすえ)の系統の石大工と思われます。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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コメント (1)
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