旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

平等院鳳凰堂

2017年12月10日 | 旅 歴史
 京都府宇治市宇治蓮華に平等院鳳凰堂があります。
 平等院の鳳凰堂は中堂、両翼廊の北と南、尾廊の4棟に分かれ、それぞれが昭和26年(1951)に国宝に指定されています。中堂は間口3間、奥行2間、一重裳階(もこし)付き、入母屋造り、本瓦葺きです。両翼堂の北と南は本瓦葺き、間口折曲り延長8間、奥行1間、宝形造りの二重三階の隅楼、切妻造りの一重二階の廊があります。尾廊は間口7間、奥行1間、一重、切妻造り、本瓦葺きです。
 日本の一般的な仏堂は身舎の前後または四周に庇があり、裳階が付く場合は、庇のさらに外側に付けています。鳳凰堂の中堂では身舎と裳階のみで庇のない構造です。身舎には太い円柱が使われていますが、周囲に裳階があるため目立たず、建物全体を軽快に見せています。棟上にはレプリカの鳳凰が飾られています。
 中堂には仏師・定朝の造った阿弥陀如来像が本尊として安置されています。1つの巨木を彫りあげた見事な仏像です。顔の真正面の部分の壁は格子状になっていますが、池を隔てて向こう側から顔を拝むことができます。そして壁面に施されている雲中供養菩薩(雲に乗った菩薩で、あるものは歌ったり踊っていたりしています)52体を含め、すべて国宝に指定されています。

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http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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