京都府京都市上京区仁和寺街道六軒町西入四番町に報土寺があります。
報土寺は北野天満宮と二条城の中間にあります。浄土宗知恩院派のお寺で、貞観元年(859)、行教(ぎょうきょう)が真言宗の寺として創建したと伝えられています。その後、応仁の乱などにより堂宇は荒廃しましたが、永禄2年(1559)、選誉照阿(せんよしょうあ)により、浄土宗の寺院として、相国寺惣門の東南に再興されました。
以後、浄土宗の念仏道場として栄え、寛文3年(1663)頃に、現在地に移転しました。四番町、五番町は西陣の遊郭として栄え、報土寺境内の離れには遊女の遺体安置所があったそうです。本堂と表門は国の重要文化財に指定されています。本尊の木造阿弥陀如来立像も、正嘉2年(1258)の造立で国の重要文化財です。
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