奈良県天理市布留町に石上神宮(いそのかみじんぐう)があります。
石上神宮の楼門は白壁の続く回廊の中心に建てられています。入母屋造り、檜皮葺きの一間一戸楼門で、鎌倉時代後期の文保2年(1318)の建築です。もともとは鐘の付いていた鐘楼門だったそうです。
楼門の上層の組物は、和様の三手先、下層は二手先になっています。斗供の間にある蟇股と柱頭の天竺様の、鼻の繰形が特徴的です。柱は円柱で、全体の姿も壮麗です。明治39年(1906)に国の重要文化財に指定されています。
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