
長野県上田市浦野に東昌寺(とうしょうじ)があります。
東昌寺の鐘楼は上田市の有形文化財に指定されています。天保12年(1841)有名な諏訪の立川流の大工、宮坂常蔵によって建てられたものです。
宮坂常蔵は、立川流二代目冨昌の娘婿で、大工としては立川昌敬の名を使ったそうです。豊川稲荷など手掛け、尾張近辺に名作を数多く残しているそうです。県内では、この鐘楼が代表的な建築物です。
入母屋造り、桟瓦葺(さんがわらぶき)、袴腰(はかまごし)という形体で、県内でも数の少ない貴重な鐘楼です。石垣の下からの鐘楼は鳥が羽を広げたような華麗な美しい建物です。
鐘楼の袴腰の上の部分や、上層の貫(ぬき)の上に亀や象、獅子、竜、貘などが美しく彫られています。二階の天井には、墨で大きな竜が描かれています。鐘はアララギ系の歌人でもある香取秀真(ほずま)氏が昭和28年(1953)に作ったものです。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/

日本一周 ブログランキングへ

にほんブログ村

http://blog.fc2.com/