旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

宗安寺

2022年09月16日 | 旅 歴史

 長野県上田市岡に宗安寺(そうあんじ)があります。
 長廣山宗安寺は浄土宗のお寺で、京都の知恩院の末寺です。寛仁年間(1017-1021)、恵心僧都が自ら彫り込んだ阿弥陀如来を安置したのが始まりと伝えられています。寺は御善帰にあり、帰命山正善寺と称しました。
 天文元年(1532)、領主であった足利義澄の臣下・藤木刑部長廣の菩提を弔う為、再興され長廣山遍照寺となりました。天文16年(1550)の上田原合戦の兵火により焼失、慶長10年(1606)、真田家家臣の日置五右衛門尉尹俊が堂宇を再建し、宗安寺と改めました。
 元禄10年(1698)、堂宇は大破し、伯誉上人の時、宝暦3年(1754)にやっと再建することができました。上田藩主松平伊賀守から賜った輪島膳椀、緞子の夜具、永丹画の屏風などが寺宝として残されています。

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