7時半、起床。玉子焼き、調理パン、紅茶の朝食。
慶応大学の有末先生あるいは立教大学の小倉先生から、新著をお送りいただく。浜日出夫・有末賢・竹村英樹編『被爆者調査を読む』(慶応大学出版会)。「著者より」とあるだけなので、お二人のどちらからなのかが分からない。ありがとうございました。小倉さんはこの4月から立教大学社会学部の准教授になられた。おめでとうございます。
弘前大学の高瀬君から、木村元編『近代日本の人間形成と学校』(クレス出版)をお送りいただく。ありがとうございました。今度また青森・弘前へ行きたいと思います。
10時半に家を出て、大学へ。電車の中で『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んでいて、東京駅を乗り越して、秋葉原まで行ってしまった。たぶん今日のうちに読み終えるだろう。
11時45分から大学院社会学コース会議。「たかはし」の二重弁当を食べながら、1時半まで。
2時から教授会。6時までかかる。
6時から会合。昼食と同じ「たかはし」のお弁当を食べながら(たまにこういうことがある)、8時まで。今日は会議、会議の連続で疲れる。
研究室で1時間ほど明日の授業の準備をしてから、大学を出る。
電車の中で、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み、蒲田に着いたときは、あと一息というところだった。「シャノアール」に寄って、最後まで読む。これから読む人も多いだろうから、ストーリーには触れない。
小説の主人公が新宿駅のホームで特急の発着を飽きることなく眺めるシーンが終盤で出てくる。彼のこれまでの人生行路とこれからの人生行路を象徴するシーンである。私は、月末に茅野の友人の別荘(安楽亭)を訪ねることになっているのだが、そのとき新宿発松本行きの特急「あずさ」に乗る。そのとき、特急の中でこの小説を再読しよう。
「シャノアール」を出て、駅から直接自宅へ向かうときとは別の道をとおって帰宅する。途中で洋食屋「こうらく」の前を通る。暗い道にここだけ灯りがともっている。けっこう遅くまでやっているのだな。今度、寄ってみよう。