フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月16日(土) 雨

2020-05-17 14:02:11 | Weblog

10時半、起床。

一度、8時半に起きたが、1時間ほどして(寝たりない気がして)もう一度布団に戻り)、1時間後に起きた。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。朝の体重を見て、軽めの朝食にした。

「梅雨の谷間」という表現があるが、今日はその反対、「五月晴れの谷間」である。朝から雨が降っている。「週末の外出自粛」を促すような雨である。

「生協から牛肉の大和煮の缶詰が届いているわよ」と妻が言ったので、昼食はそれにしよう。K&Kの牛肉大和煮缶は量が多そうだ。ノザキの牛肉大和煮(写真は2缶)くらいでちょうどいい。ニッスイの焼肉牛は焼肉であって大和煮ではない(今日はパスだ)。

牛肉の大和煮丼。汁もごはんに全部かける。懐かしい味だ。牛丼とも焼肉丼とも違う、大和煮丼である。ちなみに「大和煮」とは醤油・砂糖に生姜などの香辛料を加えて甘辛く煮たもので、牛肉の大和煮が代表格だが、かつては鯨肉の大和煮の缶詰も人気があった。

3時から卒業生のマサコさん(論系ゼミ5期生)とオンラインカフェ。3月の半ばに4月下旬のカフェ(リアルなやつ)を約束していたのだが、こういう事態になって、オンラインカフェに切り替えた。

彼女は特別区の職員をしている。多くのサラリーマンが在宅勤務をするようになっても、公務員は、仕事の性質上、連日通勤である。お疲れ様です。

画面が縦長なのはパソコンではなくスマホを使っているからである。お部屋の壁紙が高級感が漂っている。「今日はご実家ですか?」と聞いたら、彼女のマンションだった。この壁紙はお気に入りらしい。お部屋も12畳大と広く、おまけに8畳大のロフトも付いてるそうだ。さぞかし家賃が高いのではと思ったが、そうでもなかったのは、埼玉だからである(東京が高すぎるのだ)。スマホ片手にお部屋の中やベランダからの景色を見せてもらった。

マサコさんは表情も話し方もほんわかしている。元々そうなのだが、この閉塞感と不安で覆われた日常の中でもそれが変わらない(印象を人に与える)というのは大したものである。もしかして変わらないのではなくて、前回(昨年の秋)カフェをしてから今日までの間に、何かいいことでもあったのかしら(笑)。

オンラインカフェは2時間を越えた。後から自撮りした写真を送ってもらった。ティッシュボックスとお菓子の缶で作った台の上にスマホを置いて話していたのだが、何だか、スマホが位牌のように見える(笑)。近所のパン屋さんで買ってきたというデニッシュがお供え物っぽい。これはたぶんスマホの画面が黒いせいもあるだろう。黒い漆塗りの位牌に見えてしまうのだ。これに向かって語りかけていたということは、私はあの世の人だったのかもしれない。南無阿弥陀仏。

「スマホの画面を明るくしてもう一度撮ってみてくれる?」とリクエストして、送ってきてもらった写真がこちら。いくから緩和されたものの、一度位牌に見えてしまうと、どうしてもそう見えてしまう。白木の位牌ね(笑)。デニッシュのお供えものがなくなったのは、片付けたのではなくて、短時間の間に食べてしまったからである。オンラインカフェをしている最中は、なかなか固形物は食べにくい(私はもっぱらアーモンドチョコレートだ)。きっとお腹がペコペコだったのだろう。

楽しい時間でした。次回はリアルカフェができるかな。どうぞ日々健康で!

夕刻になっても雨は降り続いている。

今日は「ステイホーム」の一日になりそうだ。

階段の途中の窓辺に置かれたフクロウたちは妻のコレクションだ。

夕食は麻婆茄子、豚肉と卵と舞茸と甘唐辛子の炒め物、ワカメとネギの味噌汁、ごはん。

「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を聴きながら今日の日記を付ける。東京FMの開局50周年ちなんで1970年のヒット曲特集。クリフ・リチャードの「幸せの朝(アーリー・イン・ザ・モーニング)」やカーペンターズの「遙かなる影(クローズ・トゥ・ユー)」とか懐かしい曲がかかった。高校1年生だった。

のど飴を舐めながら。そろそろ「日常生活の社会学」の次回の収録の準備に入ろう。

2時半、就寝。