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秋山郷で湯巡りするなら絶対に外せない小赤沢温泉「楽養館」へ行ってきました。私がこちらへお邪魔するのは7年ぶりなのですが、以前と全く変わっていない外観を目にして安堵するとともに、あの濃いお湯に入れるかと想像してついつい胸が高鳴ってしまいました。この尖がった屋根は言わずもがな豪雪対策なんでしょうね。玄関でスリッパに履き替えて館内に入り、受付カウンターで料金を直接支払い、この建物から渡り廊下を歩いて左の方にある浴槽棟へと向かいます。
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周囲には美しい秋山郷の景色が広がっていました。眺めているだけで心が洗われます。
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浴槽棟も尖がり屋根で天井が高い構造です。男女浴室の入口前には小さなお座敷があり、マッサージチェアが2台設置されていました。
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男湯の脱衣所は鰻の寝床のように細長い部屋です。室内には籠が並んでいるだけでロッカーは無いので、貴重品は上述のお座敷前にある専用のロッカーへ預けましょう。
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幸いなことにこの時はお風呂を一人占めすることができました。主浴槽と寝湯(2~3人サイズ)には小赤沢温泉ご自慢の濃い温泉が張られています。
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洗い場にはシャワー付き混合水栓が4基設置されています。カランから出てくるお湯は真湯です。
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浴室内にはジェットバスと打たせ湯もありますが、こちらは真湯が使われています。
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間欠泉のように数十秒おきにボコボコと音と泡を立てながら勢いよく噴出する湯口には興奮せずにはいられません。以前(7年前)訪問時と塩ビパイプの配置がちょっと異なっていますが、噴出の仕方は以前同様。
お湯はニンジンジュースのような鮮やかな橙色に強く濁り、透明度は5cmもありません。海から遠く離れた山奥なのに、この温泉は非常に塩辛く、苦汁の味や鉄錆味も加わり、ちょっと口に含んだだけで思わず顔が皺くちゃになっちゃいそうです。臭覚的には鉄錆臭の他、湯口からボコボコと噴出している時にはふんわりと硫黄のような匂いも感じられました。
もちろん湯使いは完全掛け流し。
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浴槽には鱗のような析出が幾重にも分厚く層を成しており、湯面付近の浴槽側面には析出が庇のような形状をつくりあげていました。またあまりに濃くてコロイド粒子がはっきり見えるため、湯面は靄がかかっているかのような模様が生まれていました。
小赤沢は苗場山の登山口であるために登山客の利用も多く、玄関付近には登山者用の荷物置き場もありました。かくいう私も今回はそんな利用客のひとりだったわけですが、濃いお湯にじっくり浸かったら、登山の疲れはすっかり吹き飛んでしまいました。本当にここのお湯は素晴らしい!
含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 45.5℃ pH6.57 55L/min 溶存物質23708mg/kg 成分総計24341mg/kg
Na+:6221mg(70.27mval%), K+:536.1mg(3.56mvak%), Mg++:177.2mg(3.79mval%), Ca++:1703mg(22.07mval%), Fe++:33.9mg(0.32mval%),
Cl-:11490mg(84.50mval%), SO4--:1827mg(9.92mval%), HCO3-:1307mg(5.58mval%),
H2SiO3:126.7mg, HBO2:281.4mg, 遊離CO2:632.7mg,
長野県下水内郡栄村大字堺18210 地図
025-767-2297
10:00~19:00(7~9月は10:00~19:30)
営業期間4月~11月(冬季は休業・年によって営業開始&終了日が異なる模様。委細は秋山郷観光協会HPを参照のこと) 水曜定休
500円
貴重品用ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり
私の好み:★★★