前回取り上げた「カムイワッカ湯の滝」でぬるすぎるお湯に浸かって、その寒さのため全身に鳥肌を立てた後、熱いお湯でしっかり温まりたくなって、岩尾別の「ホテル地の涯」裏手にある「木下小屋」へ直行したのですが、主人はいたものの運悪く小屋閉めをした後だったため入浴叶わず、第二候補である岩尾別温泉の無料露天風呂へと向かうことにしました。両者の間は歩いて数分の隔たりしかないので、移動も楽ちんです。
まずは「ホテル地の涯」前にある露天風呂の入口を通過。
こちらはおなじみ「三段の湯」ですね。以前拙ブログでも取り上げたことがあります(こちらを参照)。
お湯によってコーティングされた象牙色の石灰華が美しいですね。でも今回はこちらには入らずに、トレイルを更に奥へ50メートルほど歩きます。
前回岩尾別へ訪れた時に雨で入浴を断念した「滝見の湯」が今回の目的地であります。
山の斜面の下に、モルタルで固めた岩組みの丸い浴槽がひとつ。「三段の湯」側に石積みが築かれており、これが目隠しになっていますが、このお風呂には脱衣小屋に該当するものがないので、荷物や衣類はこの石垣の上に置かせてもらいました。
湯口は単なるモルタルの塊かと思いきや、よく見たら小さく丸いタイルが埋め込まれており、口をヘの字に曲げたタヌキさんがこちらを睨みつけていました。この露天風呂の湯守なのかしらん。浴槽と湯面が接するライン上には白い石灰の析出がこびりついていますね。こちらに引かれているお湯は「三段の湯」とは別の源泉なんだそうです。こんな環境のお風呂ですから当然ながら湯使いは掛け流しですが、お湯はオーバーフローせず、浴槽側面に開けられている穴から排湯されていました。
私が訪問した時にはしばらく誰も入っていなかったらしく、湯船のお湯はかなり熱めだったので、湯口傍にある沢水のバルブを開いて加水して湯加減を調整しました。とはいえ、あまり加水し過ぎちゃうとお湯の個性が損なわれてしまいますから、温度計が45.3℃を表示したあたりでバルブを締めて、いざ入浴です。あぁ、いい湯だなぁ。ちょっと熱めですけれども、冷えきっていた私の体には寧ろそのぐらいの熱さがありがたく、おかげで完全に生き返りました。
お湯は無色透明で、口に含むと石膏か何か重い感じの味が舌に残り、加えてやや苦く痺れるような感触も航空の粘膜に伝わりました。
知床の澄み切った空気と美しい緑に包まれながら、清冽な沢のせせらぎを耳にしつつ、この上ない開放的な露天風呂を終始独占。なんて贅沢なんでしょう。こんな素敵な露天風呂を開放してくださっている「ホテル地の涯」さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
湯上りに川に架かる簡素な橋を渡って、熊危険という立て看板に怯えながら奥の方を軽くお散歩。
「滝見の湯」という名前の元になったイワオベツ川の滝に到達です。道は更に奥へと続いていますが、今回はここで引き返しました。
クマこそ遭遇しませんでしたが、途中の藪で、20~30センチの距離でアオダイショウとニラメッコしちゃいました。わかりにくいのですが、画像の赤丸内に奴がいます。木の枝でチョンチョンとつついたら、奴は怯えて姿を晦ましてしまいました。まん丸い目が意外と愛らしいですね。爬虫類マニアの気持ちがちょっと理解できたような気がします。
泉質不明
北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 地図
0152-24-2331(ホテル地の涯)
ホテル地の涯ホームページ
通年入浴可(三段の湯は冬季入浴不可(お湯を抜いてしまうため))
無料
備品類なし
私の好み:★★★
まずは「ホテル地の涯」前にある露天風呂の入口を通過。
こちらはおなじみ「三段の湯」ですね。以前拙ブログでも取り上げたことがあります(こちらを参照)。
お湯によってコーティングされた象牙色の石灰華が美しいですね。でも今回はこちらには入らずに、トレイルを更に奥へ50メートルほど歩きます。
前回岩尾別へ訪れた時に雨で入浴を断念した「滝見の湯」が今回の目的地であります。
山の斜面の下に、モルタルで固めた岩組みの丸い浴槽がひとつ。「三段の湯」側に石積みが築かれており、これが目隠しになっていますが、このお風呂には脱衣小屋に該当するものがないので、荷物や衣類はこの石垣の上に置かせてもらいました。
湯口は単なるモルタルの塊かと思いきや、よく見たら小さく丸いタイルが埋め込まれており、口をヘの字に曲げたタヌキさんがこちらを睨みつけていました。この露天風呂の湯守なのかしらん。浴槽と湯面が接するライン上には白い石灰の析出がこびりついていますね。こちらに引かれているお湯は「三段の湯」とは別の源泉なんだそうです。こんな環境のお風呂ですから当然ながら湯使いは掛け流しですが、お湯はオーバーフローせず、浴槽側面に開けられている穴から排湯されていました。
私が訪問した時にはしばらく誰も入っていなかったらしく、湯船のお湯はかなり熱めだったので、湯口傍にある沢水のバルブを開いて加水して湯加減を調整しました。とはいえ、あまり加水し過ぎちゃうとお湯の個性が損なわれてしまいますから、温度計が45.3℃を表示したあたりでバルブを締めて、いざ入浴です。あぁ、いい湯だなぁ。ちょっと熱めですけれども、冷えきっていた私の体には寧ろそのぐらいの熱さがありがたく、おかげで完全に生き返りました。
お湯は無色透明で、口に含むと石膏か何か重い感じの味が舌に残り、加えてやや苦く痺れるような感触も航空の粘膜に伝わりました。
知床の澄み切った空気と美しい緑に包まれながら、清冽な沢のせせらぎを耳にしつつ、この上ない開放的な露天風呂を終始独占。なんて贅沢なんでしょう。こんな素敵な露天風呂を開放してくださっている「ホテル地の涯」さんにこの場を借りて感謝申し上げます。
湯上りに川に架かる簡素な橋を渡って、熊危険という立て看板に怯えながら奥の方を軽くお散歩。
「滝見の湯」という名前の元になったイワオベツ川の滝に到達です。道は更に奥へと続いていますが、今回はここで引き返しました。
クマこそ遭遇しませんでしたが、途中の藪で、20~30センチの距離でアオダイショウとニラメッコしちゃいました。わかりにくいのですが、画像の赤丸内に奴がいます。木の枝でチョンチョンとつついたら、奴は怯えて姿を晦ましてしまいました。まん丸い目が意外と愛らしいですね。爬虫類マニアの気持ちがちょっと理解できたような気がします。
泉質不明
北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 地図
0152-24-2331(ホテル地の涯)
ホテル地の涯ホームページ
通年入浴可(三段の湯は冬季入浴不可(お湯を抜いてしまうため))
無料
備品類なし
私の好み:★★★