今回は小ネタです。あしからず。
北海道上ノ国町の湯ノ岱地区を流れる清流天野川(天の川)。何ともメルヘンチックな名前ですね。
天野川に架かる湯ノ岱大橋の上からは、以前取り上げたことがある湯ノ岱温泉「上ノ国町国民温泉保養センター」が臨めます。何度思い出してもいいお湯です。また入りたいなぁ。
さて橋から下流側の河原を眺めますと、草むらの真ん中に何やら大きな池らしきものがあるのですが、この画像じゃ藪に隠れてよく判別つきませんね。
ということで、2年前の真冬にJR江差線に乗って当地を訪れた際に、同じ方角で撮影した画像を引っ張りだしてみました。河原の真ん中に瓢箪を横にしたような大小2つの池らしきものが存在していることを確認できるかと思います。既に「あそこには何かあるな」と予感していたのですが、この時は吹雪いていたため調査を断念し、今回2年越しで再訪問することとなったのです。
橋から土手を歩いて100メートルあるかないかで、すぐに目標物に到達です。土手のすぐ下には大小2つの円形のプールが設けられているのですが、てっきり自然にできた池かと思いきや、周囲は石で護岸され、内部はモルタルで固められており、形状もきれいな真円ですから、明らかに本格的な工事によって建設された人工物だとわかります。
土手側に位置している小さなプールが凄い!
中央の底に嵌められているグレーチングからは、ブクブクジュワジュワと音を轟かせながら、アブクとともにすごい勢いで大量のお湯が湧き上がっているのです。つまりこの人工池は露天風呂なんですね。
温度を計測してみると30.3℃でした(外気温8.6℃)。上述の「上ノ国町国民温泉保養センター」の1号井源泉は湧出温度が33.7℃ですから、それに近い温度ですね。泉質も同じような炭酸ガスたっぷりの含土類-食塩泉かと想像されますが、10℃を下回る屋外で30℃のお湯はあまりにぬるすぎますし、槽内には明るいオレンジ色のヌメヌメした泥みたいなものが分厚く覆ってとっても気持ち悪かったので、今回は残念ですが入浴を断念しました。夏に入るとさぞかし爽快なのかもしれませんが、お湯と炭酸ガスという組み合わせはアブをおびき寄せる格好の材料であり、しかも河原という環境ですから、この露天風呂に気持ちよく入れるシーズンにはアブの猛襲に見舞われちゃうんでしょう…。
つづいて天野川の左岸、湯ノ岱大橋近くの集落に鎮座する小さな神社へ。
鳥居をくぐって境内に入ると、祠の傍には朽ち果てた木枠の手水跡が。
落ち葉で埋め尽くされている手水ですが、内部には水が溜まっており、その縁をよく観察してみますと、ブクブクと間断的に泡が上がっていることがわかります。しかも複数箇所でその現象が確認できます。
温度計を突っ込んでみたら14.0℃でした。試しに手水の中に指先を入れて、ちょっと口に含んでテイスティングしてみると、湯ノ岱温泉らしい味、即ち塩味+出汁味+土気味+炭酸味がミックスしたような味がほんのりと舌に残りました。つまり湯ノ岱温泉と同系列の冷鉱泉なのであります。この一帯では、温度の差こそあれ、含土類-食塩泉があちこちで湧出してるんですね。
北海道上ノ国町の湯ノ岱地区を流れる清流天野川(天の川)。何ともメルヘンチックな名前ですね。
天野川に架かる湯ノ岱大橋の上からは、以前取り上げたことがある湯ノ岱温泉「上ノ国町国民温泉保養センター」が臨めます。何度思い出してもいいお湯です。また入りたいなぁ。
さて橋から下流側の河原を眺めますと、草むらの真ん中に何やら大きな池らしきものがあるのですが、この画像じゃ藪に隠れてよく判別つきませんね。
ということで、2年前の真冬にJR江差線に乗って当地を訪れた際に、同じ方角で撮影した画像を引っ張りだしてみました。河原の真ん中に瓢箪を横にしたような大小2つの池らしきものが存在していることを確認できるかと思います。既に「あそこには何かあるな」と予感していたのですが、この時は吹雪いていたため調査を断念し、今回2年越しで再訪問することとなったのです。
橋から土手を歩いて100メートルあるかないかで、すぐに目標物に到達です。土手のすぐ下には大小2つの円形のプールが設けられているのですが、てっきり自然にできた池かと思いきや、周囲は石で護岸され、内部はモルタルで固められており、形状もきれいな真円ですから、明らかに本格的な工事によって建設された人工物だとわかります。
土手側に位置している小さなプールが凄い!
中央の底に嵌められているグレーチングからは、ブクブクジュワジュワと音を轟かせながら、アブクとともにすごい勢いで大量のお湯が湧き上がっているのです。つまりこの人工池は露天風呂なんですね。
温度を計測してみると30.3℃でした(外気温8.6℃)。上述の「上ノ国町国民温泉保養センター」の1号井源泉は湧出温度が33.7℃ですから、それに近い温度ですね。泉質も同じような炭酸ガスたっぷりの含土類-食塩泉かと想像されますが、10℃を下回る屋外で30℃のお湯はあまりにぬるすぎますし、槽内には明るいオレンジ色のヌメヌメした泥みたいなものが分厚く覆ってとっても気持ち悪かったので、今回は残念ですが入浴を断念しました。夏に入るとさぞかし爽快なのかもしれませんが、お湯と炭酸ガスという組み合わせはアブをおびき寄せる格好の材料であり、しかも河原という環境ですから、この露天風呂に気持ちよく入れるシーズンにはアブの猛襲に見舞われちゃうんでしょう…。
つづいて天野川の左岸、湯ノ岱大橋近くの集落に鎮座する小さな神社へ。
鳥居をくぐって境内に入ると、祠の傍には朽ち果てた木枠の手水跡が。
落ち葉で埋め尽くされている手水ですが、内部には水が溜まっており、その縁をよく観察してみますと、ブクブクと間断的に泡が上がっていることがわかります。しかも複数箇所でその現象が確認できます。
温度計を突っ込んでみたら14.0℃でした。試しに手水の中に指先を入れて、ちょっと口に含んでテイスティングしてみると、湯ノ岱温泉らしい味、即ち塩味+出汁味+土気味+炭酸味がミックスしたような味がほんのりと舌に残りました。つまり湯ノ岱温泉と同系列の冷鉱泉なのであります。この一帯では、温度の差こそあれ、含土類-食塩泉があちこちで湧出してるんですね。