パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

BGMは彼の歌にしてみよう

2011年03月25日 | 子供ネタ
3月25日(金)曇り

買い占め騒動のまっただ中の頃。
自分の好きなバンドの安否を確認するために、せっせとホームページやブログなどを読んでいた娘。
少しがっかりしたような声で
「S君(娘イチオシのバンドのボーカル)が、この買い占め騒動のこと、『おれは別にいいと思う』って言ってる。
それが人の本能だからーだって!。」
ちょうど買い占め騒動でカッカと燃えていた母は
「それは違うっ!本能のままに動くのは、動物と一緒。
そこに理性が働くのが人間ですっっっ!」
今日、何気に彼のブログを読んでみると・・・
娘よ!読解力が足りないっっっ!
彼はその後に続けているじゃないの!
『それぞれの人にそれぞれの考え方がある。
ほら小さい頃、人の家は人の家、うちはうちって親に言われなかった?
おれだけかな。
おれは何故か三つ葉と卵を買って帰ったよ。
冷や飯で雑炊でも作ろうっと思ってさ。』
チョーいい子じゃん。
彼なりの批判でしょ。
彼は、決して買い占め騒動を肯定してるわけではないと母は思う。
さらには、彼の幼い頃の記憶が、我が家の家訓と同じなのも気に入った。
何かって言うと「みんな持ってるよ」「みんな、そうするよ」という娘に
「人んちは人んち、うちはうち」と言い続けてきた。
彼はスーパーに行って、『カップラーメンと牛乳と総菜、コーンフレークはきれいに全部消えていた。』ことに少し呆然としながらも三つ葉と卵を買う。
慌てず騒がず、冷や飯で雑炊を作るってところも気に入った!
独身の男の子が(30前の人を男の子よばわりは失礼だね)三つ葉を買うだなんて素敵。
調子に乗って、母は、どんどん彼のブログを読み進める。
計画停電の夜、彼はろうそくの明かりのもと、『ギター片手に犬と歌うのも悪くない』ってつぶやいている。
これまた素敵。
母は、彼の声と歌い方が好みでなかったので、娘からしつこく「聴いてみてよ」と言われても、聞き流していた。
こういう感受性の持ち主の作る歌は、素敵なのかもね。
娘の気持ちが少し分かったような気がした。
コメント (2)
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