パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ニッカボッカ

2012年02月02日 | おもいで
2月2日(木)晴れ
昨日、ガテン系のお兄ちゃんの話を書きましたら、pさんのコメントに『ニッカボッカ』という言葉。
思わず懐かしい気持ちがぼわ~~っとわき上がってきました。
なぜなら・・・ワタクシ、ニッカボッカを持っております。
ついでに地下足袋も持っております。
なぜに???
以前、小さな設計事務所で働いておった時に、そこの同僚の男の子の結婚が決まった。
ワタクシ達は、式での余興を頼まれた。
39才くらいのワタクシ(バツイチ子持ち)、32才くらいのM嬢(独身)、32才くらいのW氏(3人の子持ち)、28才くらいのS氏の4人。
めったにないことゆえ盛り上がる4人。
M嬢「やっぱり、今はテツ&トモの『なんでだろう』でしょう。(←当時めっちゃ流行ってた)
このメロディーに替え歌つけるってのはどうでしょうか。
これはウケますよ。」
n、普段からこの子には絶大な信頼を寄せていたが、あまりに素敵過ぎるアイデアに感動して
ジャージを新調しようと思う。
あたしは緑にするわ、あなたは若いんだから赤になさい。
しかし、この案は、なぜか男性陣の頑なな拒否にあう。
仕事帰りに打合せを重ねる4人。
やっと決まったのがTOKIOの「カンパイ」(←当時、ビールのCMに使われてた)
このメロディに替え歌をつけて踊る。
そして、衣装は・・・
ワタクシ達の勤務してる設計事務所は土木関係だったので土木作業の格好にしようということになった。
そして・・・ニッカボッカやら地下足袋やらを『職人の店』で買い込み
仕事帰りにカラオケボックスへ行って歌いながら踊る練習・・・
みんな貧乏なので、連日連夜カラオケボックスへ行くこともできず、M嬢の軽ワゴンの中で
替え歌の練習をしたりもした。
少々おぼっちゃまなW氏が「なんだかオレたち、学生みたいすっね!」とはしゃぐが
イマドキ、学生たちのほうがよっぽど金持ちだよと思うnであった。
そして、いよいよ明日が結婚式という夜、部屋の鴨居にかかるお洒落ワンピースとニッカボッカ・・・
もうすぐ40だというのに、あたしゃこんなことしてていいんだろうかと一瞬弱気にもなったりした。
結婚式当日も、一度事務所に集まり最終チェックした後、式場へ向かう。
おそらく新郎よりも、ワタクシ達のほうが緊張してたと思う。
厳かに粛々と宴が始まり・・・
新婦は幼稚園の先生なので、職場の先生達の可愛らしい歌を聴いたりした後、いよいよワタクシ達の余興・・・
さっきまで礼服やらお洒落ワンピースを着てた4人。舞台袖で大急ぎで着替える。
朝イチに美容院でセットした巻き髪だけど、余興のためなら崩れることも厭いません。
舞台の幕が上がり、作業着にニッカボッカに地下足袋、ヘルメット姿で登場した時の盛り上がりったら!!!
特に新郎側のお客たち(関連会社の人達なもので)の喜びようったら。
もう、舞台の下まで駆け寄ってきて、大声援&大爆笑&カメラのフラッシュ。
いやあ~カ・イ・カ・ン・・でありました。
新婦側ご家族の評価は怖くて聞いておりませんが、とりあえず新郎新婦はものすごく感激して喜んでくれたので良しとしましょう。
そして、ワタクシ達の事務所の所長も喜んでくれ、手出しだった衣装代を出してくれました。
ただ気になったのは、所長がしみじみと「エラいねえ~君。オレにはできないなあ。」と
ワタクシに言ったことです。
彼はワタクシに一つ上の40才くらいだったと思われますが、
とても恥ずかしくて、オレにはできないとおっしゃいました・・・

ニッカボッカの思い出でありました。
あ、そうそう!これをきっかけに、M嬢とS氏は結婚したのでありました。
沖縄で、家族だけの結婚式にしたのは、余興で盛り上がる同僚たちが怖かったのかしらん。
コメント (2)
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