12月5日(土)晴れ
今日は国際的に決められたボランティア・デーなんですって。
ワタクシ、東京に引っ越した時、引きこもりになりかけたので「音訳ボランティア」の講習を受け、そのままサークルに入り活動した。
元々、音読するのが好きだった事もあり、10年以上活動し、鹿児島に帰ってからも続ける気満々だった。
帰ってしばらくして、市のボランティアセンターへ電話してみる。
n「視覚障害者のための音訳ボランティアをしたいのですが・・・」
ボランティアセンターの方「それでしたら、視聴覚障害者センターの方からご連絡するようにしてみますね。」
すぐにそちらの方からお電話がくる。
n「以前住んでいた所で音訳ボランティアをやっておりました。是非お仲間に入れていただきたいと思いまして。」
係の方「大変失礼なことを言う事になると思いますが、鹿児島では講習会を受けていただいた方しか活動はできません。
どちらで活動されてたか存じませんが、鹿児島では鹿児島のやり方がありますので。」
「失礼な事を言いますが」という言い方をされた時点で拒絶された感は否めないが、それでも、ワタクシこれをライフワークにしたいと思っているので食い下がる。
n「では、その講習会に参加するにはどうしたらよろしいのですか?」
係の方「先ほど、引っ越して来られたとお聞きしました。この講習会は一年半続きますので転勤族の方にはおすすめいたしません。」
n「いえ、夫の定年で鹿児島に帰ってまいりましたので、これからはずっとこちらにおります。」
慇懃無礼な物言いにムッとしながらも、下手に下手に出ながら喋っていたら少し態度を軟化した彼女、「次の講習会は来年の6月からの予定です。始まる前にお電話でご連絡しましょう。」
よろしくお願いします。
以前の音訳ボランティアの活動でも、こういうことは良くあることだった。
例えば、ワタクシが東京で受けた講習会では、初日に講師がガツンと言った。
「このボランティアには年寄りはいらない」(←年齢のせいや入れ歯のせいで口中音がしたり滑舌が悪くなっているから)
とか「よく老人ホームでフラダンスの慰問があったりするでしょ。あれも迷惑な話よね〜見てるほうがボランティアしているようなものよね」(←素人の踊りなんて、という意味でしょう)
この講師が言いたい事は、ボランティアだからって甘えるな!という事だったのだが、この厳しい言葉に受講生の数名は初日で脱落した。
我がサークルで長く会長をされたFさん(♀)も、側で聞いていてハラハラするほど厳しかった。
「向いてない」と思う人はさっさと辞めさせたし、「ボランティアだからという甘えが出ないために日当を出すのです。仕事と思ってください。」と言っていた。
しかし、ワタクシは心の中で、「いまどき丸々一日図書館にこもって活動して五百円いただく事を仕事と考えられるか?
子供のお駄賃じゃあるまいし。
それこそボランティアをするという心意気で活動しているのだから逆に五百円なんか要らないわっ!」
次の会長Mさん(♂)は、定年退職してすぐこの活動を始めようと、別のサークルに問い合わせたら年齢を聞かれ、参加を断られた。
「このことは一生根に持つ!」と怒りまくっていた。
彼は、我がサークルで一番活動されたし、会長も引き受けてくれた。
別のサークルの方は「先見の明」が無かったってことよね。
何が言いたいのかと言いますと・・・
ボランティアする側は、生半可な気持ちや遊び半分、いい加減な気持ちでしてはいけないと心に刻まなければいけないし、
ボランティア活動の母体の責任者や管理者には、門戸を狭めるような事はして欲しくないなあと思うわけです。
来年の6月まで何もせずに待つよりはと思い、「読み聞かせ」や「朗読」のボランティア講座に応募するも、ことごとく「落選」葉書が届き、気持ちが萎えていた。
先日。
以前所属していた音訳サークルから連絡。
ワタクシの東京での最後の録音「魔女の宅急便」で、デイジー編集の際、イラストの説明に間違いがあったので訂正してとの事。
サークルから貸してもらっていた録音機一式をダンボール箱から出してセットして・・・
3ヶ月ぶりに見るこれらをセットしながら、オーバーな事を言うなら「討ち入りする藩士がたすき掛けをするような」高揚感。
ああ。また音訳のボランティアがしたい。
訂正したカードを送る打ち合わせなどしながら、こちらでの一連の話(泣き言)を以前の仲間達のラインに送る。
するとTさんが「市の図書館に行ってみたら?」
視聴覚障害者センターが一括でボランティアを請け負っているのだろうと思い、活動を諦め切っていた。
そうか!図書館が独自でそういうボランティア活動をやっているかもしれない!
すぐに行ってみる。
久しぶりの大きな図書館。
娘が小さい頃よくここに連れてきては二人でDVD鑑賞したものだ。
懐かしさを噛み締めながら、館内図を見る。
ををっ!対面朗読室がある。ボランティア室もあるではないかっ!!!
喜び勇んで、、、でも、誰に相談したらいいんだろ。
ちょっと違うかなあと思いつつレファレンスカウンターに向かい、カクカクシカジカ訴える。
若い図書館員の女性が話を聞いてくれた後、「私の知る限りでは今、そのような事はしてないと思うけど、上の者に聞いてまいります。」
戻ってきて・・・「今のところ、ボランティアとしては本棚を整理してもらうくらいしかやってなくて、視覚障害者へのサービスは今後の課題として残っているところですということでした。」
そうですか・・・ハードはあってもソフトが追いついていないということなのね。
たすき掛けしたたすきを静かにほどき、ため息。
でも、このままではどんどん音訳の世界から離れてしまう。
何か近い事を、何か役立つ事をしておこうと思い「朗読教室」の体験入門を申し込んだ。
たすきをタンスにしまわないで、なんとかもう少し目の付くところに下げておきたいのだ。
と、ボランティア・デーにかこつけて愚痴をダラダラ書き綴ってみました。
今日は国際的に決められたボランティア・デーなんですって。
ワタクシ、東京に引っ越した時、引きこもりになりかけたので「音訳ボランティア」の講習を受け、そのままサークルに入り活動した。
元々、音読するのが好きだった事もあり、10年以上活動し、鹿児島に帰ってからも続ける気満々だった。
帰ってしばらくして、市のボランティアセンターへ電話してみる。
n「視覚障害者のための音訳ボランティアをしたいのですが・・・」
ボランティアセンターの方「それでしたら、視聴覚障害者センターの方からご連絡するようにしてみますね。」
すぐにそちらの方からお電話がくる。
n「以前住んでいた所で音訳ボランティアをやっておりました。是非お仲間に入れていただきたいと思いまして。」
係の方「大変失礼なことを言う事になると思いますが、鹿児島では講習会を受けていただいた方しか活動はできません。
どちらで活動されてたか存じませんが、鹿児島では鹿児島のやり方がありますので。」
「失礼な事を言いますが」という言い方をされた時点で拒絶された感は否めないが、それでも、ワタクシこれをライフワークにしたいと思っているので食い下がる。
n「では、その講習会に参加するにはどうしたらよろしいのですか?」
係の方「先ほど、引っ越して来られたとお聞きしました。この講習会は一年半続きますので転勤族の方にはおすすめいたしません。」
n「いえ、夫の定年で鹿児島に帰ってまいりましたので、これからはずっとこちらにおります。」
慇懃無礼な物言いにムッとしながらも、下手に下手に出ながら喋っていたら少し態度を軟化した彼女、「次の講習会は来年の6月からの予定です。始まる前にお電話でご連絡しましょう。」
よろしくお願いします。
以前の音訳ボランティアの活動でも、こういうことは良くあることだった。
例えば、ワタクシが東京で受けた講習会では、初日に講師がガツンと言った。
「このボランティアには年寄りはいらない」(←年齢のせいや入れ歯のせいで口中音がしたり滑舌が悪くなっているから)
とか「よく老人ホームでフラダンスの慰問があったりするでしょ。あれも迷惑な話よね〜見てるほうがボランティアしているようなものよね」(←素人の踊りなんて、という意味でしょう)
この講師が言いたい事は、ボランティアだからって甘えるな!という事だったのだが、この厳しい言葉に受講生の数名は初日で脱落した。
我がサークルで長く会長をされたFさん(♀)も、側で聞いていてハラハラするほど厳しかった。
「向いてない」と思う人はさっさと辞めさせたし、「ボランティアだからという甘えが出ないために日当を出すのです。仕事と思ってください。」と言っていた。
しかし、ワタクシは心の中で、「いまどき丸々一日図書館にこもって活動して五百円いただく事を仕事と考えられるか?
子供のお駄賃じゃあるまいし。
それこそボランティアをするという心意気で活動しているのだから逆に五百円なんか要らないわっ!」
次の会長Mさん(♂)は、定年退職してすぐこの活動を始めようと、別のサークルに問い合わせたら年齢を聞かれ、参加を断られた。
「このことは一生根に持つ!」と怒りまくっていた。
彼は、我がサークルで一番活動されたし、会長も引き受けてくれた。
別のサークルの方は「先見の明」が無かったってことよね。
何が言いたいのかと言いますと・・・
ボランティアする側は、生半可な気持ちや遊び半分、いい加減な気持ちでしてはいけないと心に刻まなければいけないし、
ボランティア活動の母体の責任者や管理者には、門戸を狭めるような事はして欲しくないなあと思うわけです。
来年の6月まで何もせずに待つよりはと思い、「読み聞かせ」や「朗読」のボランティア講座に応募するも、ことごとく「落選」葉書が届き、気持ちが萎えていた。
先日。
以前所属していた音訳サークルから連絡。
ワタクシの東京での最後の録音「魔女の宅急便」で、デイジー編集の際、イラストの説明に間違いがあったので訂正してとの事。
サークルから貸してもらっていた録音機一式をダンボール箱から出してセットして・・・
3ヶ月ぶりに見るこれらをセットしながら、オーバーな事を言うなら「討ち入りする藩士がたすき掛けをするような」高揚感。
ああ。また音訳のボランティアがしたい。
訂正したカードを送る打ち合わせなどしながら、こちらでの一連の話(泣き言)を以前の仲間達のラインに送る。
するとTさんが「市の図書館に行ってみたら?」
視聴覚障害者センターが一括でボランティアを請け負っているのだろうと思い、活動を諦め切っていた。
そうか!図書館が独自でそういうボランティア活動をやっているかもしれない!
すぐに行ってみる。
久しぶりの大きな図書館。
娘が小さい頃よくここに連れてきては二人でDVD鑑賞したものだ。
懐かしさを噛み締めながら、館内図を見る。
ををっ!対面朗読室がある。ボランティア室もあるではないかっ!!!
喜び勇んで、、、でも、誰に相談したらいいんだろ。
ちょっと違うかなあと思いつつレファレンスカウンターに向かい、カクカクシカジカ訴える。
若い図書館員の女性が話を聞いてくれた後、「私の知る限りでは今、そのような事はしてないと思うけど、上の者に聞いてまいります。」
戻ってきて・・・「今のところ、ボランティアとしては本棚を整理してもらうくらいしかやってなくて、視覚障害者へのサービスは今後の課題として残っているところですということでした。」
そうですか・・・ハードはあってもソフトが追いついていないということなのね。
たすき掛けしたたすきを静かにほどき、ため息。
でも、このままではどんどん音訳の世界から離れてしまう。
何か近い事を、何か役立つ事をしておこうと思い「朗読教室」の体験入門を申し込んだ。
たすきをタンスにしまわないで、なんとかもう少し目の付くところに下げておきたいのだ。
と、ボランティア・デーにかこつけて愚痴をダラダラ書き綴ってみました。
その講習会には図書館も関わっていたのですが、はっきり言って「えらそーな態度」でした。
ここだけの話、なんでこんな田舎のおばはんにえらそーに言われなあかんねん?とも思いましたが。
結構意識高い系の人多いですね。特に地方になると余計かなあ~
でサークル自体も面倒になったので、人間関係とか煩わしくて~辞めてしまいこれからもやらないと思います。
これやったら仕事の方がお金いただくだけマシとか思っちゃって。
でも、nさん、ライフワークなのですから続けてくださいね。
ボランティアに参加することって難しい事ではないと思ってました
志のある方に機会を広げることは大切なことですよね
応援しています
頑張ってくださいネ
特に今回、長い日記でしたのにコメントまでいただき恐縮です。
ボランティアに簡単に参加できるというのが理想だと思います。でも「簡単」と「軽く」とか「いい加減」という線引きが人それぞれという難しさ。
入り口の戸を開けてもらえないと、気持ちがへこみますが、めげずに何か出来る事からやろうと思っているところです。
応援ありがとうございます。
後継者を育てていくためにも nさん パイオニアになって!
先日体験入学して・・・う〜む・・・
少し尻込みする気持ちはありましたが、少しでも「読む」ということの近くにいて様子をうかがっていこうと思っているところ。