紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

蕎麦粒山(1473m)に登ってきました!

2005-05-16 06:17:24 | 3・山の日記
おととい、ホイッスル山の会の5人で、奥多摩にある蕎麦粒山に登ってきた。
ガイドブックによると、川乗橋でバスからおりると、100mほど歩いたところに、登り口があるが、標識がなく、ここで迷うようなら、この山には登らない方がよい。そんな所で迷っていると、山道の途中にも標識がないから、この山には登る資格なし、と厳しいことが書かれていた。

リーダーの沼上さんは、全然迷わず、踏み跡を見つけて、登りだした。よく見ると、道の反対側に、小さな表示板があった。けど、これじゃ、うっかり行き過ぎそう。
道は、いきなり急登。しばらくしてから、さらに急な崖(壁)のような斜面に。岩場ではなく、ただの土の道なので、乾いていたからいいようなものの、雨のあとでは、ずるずるになりそう。
這うようにして登った。

その頃から、あたりはブナやナラの木々の緑が美しく、ああ、やっぱりこの時期の山はいいなあと思う。残念なことに、その頃からガスが出て、ぼやっと霞む幻想的な中を登り続ける。
みつばつつじ(左)、シロヤシオ(右)の花がところどころに咲いている。こういう花の名前を沼上さんが、ほんとうによく知っていて、一緒に登ると教えてくれる。

 

笙ノ岩山で軽く昼食。アップダウンをくり返し、ようやく蕎麦粒山頂きに登ったのは、1時10分。(トップ全員写真)
私は携帯を握り、Blogに登頂報告を送っているが、それが届いたのは、その日の夜。
奥多摩山頂は、携帯の電波が届かない。まわりに高い山があるからだろう。
山頂は、5月というのに、ものすごく寒かった。

写真を撮ってくれたのは、見ず知らずの二人づれの登山者だったけど、
「ああ、しんどかった」といっていると、「お疲れ様」といって、チョコレートをくれた。やさしい。
その人たちは、下りの、一杯水避難小屋にも、先にくだっていて、そこでも会ったら、
「チーズケーキ残っているので、お姉さんたちだけ、あげます」といって、チーズケーキもくれた。すごくやさしい。

 山頂から下り始めるとすぐに、ひょう(あられか?)が降り出した。
あとは、ひたすら、奥多摩のもえぎ湯温泉と、生ビールを楽しみに下る。一時間に1本のバスなので、もうほとんど休みもせずに下り続け、4時ようやく下山。
バス停でカンパーイ!

計画表