紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

地平線にむかって北米旅行・その9

2005-05-25 07:31:58 | 8・山と旅の思い出
■バンクーバーで

もしも、息子が日本に帰らず、旅を続けられたら、グレーシャー国立公園の後、どこを訪れたかったかといえば、コロラド州ロッキーマウンテン国立公園である。
ところが、いったんシアトルまで行ってしまえば、アメリカのど真ん中にあるロッキーマウンテン国立公園は離れすぎている。それで、行くのはあきらめた。

そして、訪れたのは、私の3作目の本「パパさんの庭」のモデルになったカナダ在住のパパさんの家である。
シアトルからバスで4-5時間かかった。

パパさんは、当時93歳くらいの高齢だったが、私たち4人を、得意の料理でもてなしてくれた。中でも特別料理のターキーなどは、4時間くらいかけて調理してくれた。
良流娯さんや私も一緒に巻きずしを作ったり、庭の野菜をとってきて、料理したり、隣接する高校のグランドからブルーベリーを摘んできたりした。

 

夕方はそうやって、一緒に調理を楽しんだが、日中は、バンクーバー観光に出かけた。
スタンレイパークやクリーンエリザベスパーク、水族館などにいった。楽しい数日間だった。



この旅をしたのは、今からもう12年前のことになる。それ以後、カナダにはいっていない。
去年Blogに 「パパさんから便り」を頂いたことを書いたが、今では、パパさんは105歳になられたかと思う。パパさんと、その連れ合いであるママさんは、ほんとうに見事に自立している。すごいなあと思う。

そうして、3週間におよぶ旅を終え、日本に帰ってきた。

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