紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

仙丈岳(3033m)に登ってきました!

2005-05-05 15:01:33 | 3・山の日記
5月3日早朝家を出て、その日は山小屋まで行き、4日に仙丈岳に登る予定だった。が、予定を変更し、その日のうちに登ることにした。

一緒に行くはずだった、くすの木の山の会のIさんが、ご家族の具合が悪くなり、夫と二人でいくことに。二人だったために、待ち合わせもなく、3時に家を出て、一目散に戸台を目ざすと、乗る予定だった一台前の6時半のバスにぎりぎり乗りこむことができた。30分で歌宿に着いたあと、林道歩きが2時間。当初の予定では、川原を6時間歩くのに比べれば、かなり楽と思いきや、やはり、2時間の林道歩きは長かった。

長衛荘に着いたのが、9時20分。今日はこれから何すんのかな~と思っていたら、夫が突然、
「今日仙丈に登ろう」と言いだした。たしかに天気はいいけどなあ。でも、心の準備ができてないなあ。
それに、前の日2時間くらいしか寝てないので、ちょっと体調が心配だなあ。
とりあえず、小仙丈まで行ってから、先に行くか決めることにする。

バタバタとしたくをして、9:40登り始める
ところどころ雪がついていたり、凍っている樹林の道をぐんぐん登っていく。
小仙丈に登り着いたのが、1:15。そこからの雪の稜線はすばらしく、年末の吹雪の時とは大違い。
ここまで来たら、やはりそのまま頂上を目指したくなった。
アイゼンを付け、稜線を歩いていく。
凍った雪ではないので、アイゼンについた雪が団子になるか心配したが、そんなこともなく、さくさくと気持ちよくきく。



そうして、頂上についたのが、2:20。(写真トップ)
時間がおそいので、あたりには、もう誰もいない。甲斐駒、北岳、鋸岳、鳳凰三山、御嶽山やら、遠く北アルプスまでがずらっと見える。

しばらく頂上からの眺めを楽しんで、急いで下っていった。途中、あぶなくない斜面では尻セイドーをして、一気一気にくだる。すごいスピードが出て楽しい。
私たちより後から登ってきたのは、4組くらい。そのうちの一人はスキーを担いでいた。テレマークではなく、山スキーだった。頂上カールを滑るのは気持ちよさそうだ。でも、その後は、スキーでは滑り降りられない。また担いでおりるんだろうか。大変なわりには、滑るところが少ない山だ。

 

樹林の中をおりているうちに、頭痛がしてきた。高度に強くない私は、3000mを越えると、時たま頭痛がおきる。特に寝不足の時がだめで、下から一気に登ったので、そのせいだろう。
ゆっくりと下っていったので、長衛荘に着いたのは、6:10。なじみのおかみさんから、おそいので、どうしたか心配していたといわれる。他の宿泊客は、みなもう夕食を終えていた。

頭痛は小屋についてもおさまらず、ビールも飲まずに、軽く夕飯を食べると、7:00には寝てしまう。
夫は山小屋に泊まっていた遭難救助隊の人たちと飲んでいたが、寝る前に突然、
「明日は4時に起きて、甲斐駒登りに行こう。」という。
えーっと思ったが、とりあえず、そのまま寝てしまった。

翌日
甲斐駒が岳(2967m)を目前にして

計画表