紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

汽車にのってヨーロッパ旅行・その8

2005-07-09 06:49:55 | 8・山と旅の思い出
■クリフ・モハーとアラン島

ゴルウェイになぜ行きたかったといったら、そこからアラン島行きの船が出ているからだった。
できれば、せっかくアイルランドを訪れたのだから、最果ての島、アラン島に渡ってみたかった。

しかし、エニスに残りの6日間ずっと留まることにしたため、アラン島行きはあきらめた。

ところが、エニスからそう離れていないドゥリン岬から、アラン島行きの船が出ているのがわかった。
クリフ・モハーにいった時にそれがわかると、またぜひ島に渡ってみたくなった。


モハーの岸壁は、そのあたりの観光地だけれど、海からいきなり大岩壁がそそり立っている。
体を乗り出してみるのも、こわいほど。




そして、翌日は、アラン島に行くことにした。
といっても、泊まらずに、日帰りすることにしたため、一番近いイニシア島に行くことにした。

9時過ぎに農場を出て、車で桟橋に着いたのは11時前。ところが、11時の船には乗れず、2時といわれ、そこら辺でずっと待ったが、船がおくれ、やっと船に乗れたのは4時。
とにかく、待ち続けた日だった。
(写真:待っている間、磯遊びをする子どもたち)


ようやく島に着いたのは、夕方の6時。日が長いので、まだ暗くはなかったが、時間がないので、島をちょっと歩き、すてきな喫茶店でお茶を飲んだだけで、帰ることになった。

 

その日はひたすら待ち続け、船に乗れば、小さい船だったこともあり、荒れた海で船酔いしたが、それでも、念願だったアラン島に渡れたのはよかった。もし行かなかったら、心を残したまま、アイルランドから帰ってきただろう。



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