紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

本棚より 「アーサー・ランサム自伝」

2005-07-18 11:48:08 | 13・本・映画・演劇・音楽など
アーサー=ランサムのことは、何回かBlogにも書いているが、私の好きな本を集めている本棚で一番場所を占めているのが、ランサムの12冊の本である。
そして、本人による自伝がこの本。


今日の朝日新聞の「天声人語」にランサムのことが取り上げられていた。

夏休みの始まりを告げる特別の儀式がある。湖のほとりに降りて行き、片手をそっと湖水につけるのだ。児童文学の名作「ツバメ号とアマゾン号」シリーズを書いたアーサー・ランサムの若き日の回想である。・・・・略
(7/18天声人語より)

全文読みたい方は、朝日新聞のコラムを。

自伝の中でも、「湖沼地方の休暇」の章に書いてある、その一文は特に印象深い。子ども時代のランサムが、夏、ふるさとへもどった喜び、大好きな湖に対面した喜びに満ちあふれている。

ランサムは子どもの心を失わずに、その時の気持ちのまま「ツバメ号とアマゾン号」の本を書いた。ランサムは、一番年下のロジャに、幼い頃の自分の心を投影して、行動をさせている。ロジャが湖に手をつけるところは、大好きな場面である。

梅雨が明けて、本格的に夏に突入した今日。
私のふるさとは、山かな?
いつまでも夏を好きでいたいなあと思う。

アーサー=ランサムとの出会い

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