紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

映画を見たい!

2005-07-27 07:41:27 | 13・本・映画・演劇・音楽など
沢木耕太郎さんの映画評は、ほんとうにうまいなあと思う。
もうだいぶ前になるけれど、朝日新聞で月に一回掲載している「銀の森へ」を読んで、あらためてそう思った。

その時とりあげていた映画は「Dear フランキー」
私は映画は大好きなのだけど、一年にそう何回も見に行かない。行けないというべきか。
でも、たまにどうしても、映画館という空間に身を置いて、ある時間、その映画のこと以外いっさい何も考えずに見たくなる。
その時は、自分もその映画の中に入り込んだような気持ちになって、感情移入して見る。

とにかく少ししか見ないので、その映画を思い出す時には、その夏、というかその頃、どんな風に過ごしていたかということまで、一緒になって思い浮かぶくらいだ。

たくさんの映画が見られるわけではないので、そろそろ見たいと思った時がくると、いろんな映画評や、まわりの人たちの評判を聞いて、どの映画をみるか決める。
沢木さんの映画評を読むと、ああ見たい! と思ってしまう。沢木さんは映画評論家ではなく、映画が好きな人なのだ。
だから、映画は試写会で見るよりも、お金を払って映画館で見る方がいいという。
でも、映画評を書くには、封切りと同じ頃、記事を載せなくてはならないので、仕方なく試写会で見ることになる、というような文章を読んだ覚えがある。

というわけで、この夏も1-2本映画を見に行きたいが、どれにしようか迷っている。
「Dear フランキー」にしようかな。どうしようかな……。
「エピソード3」も見たいかな。

(画像:「Dear フランキー」公式ホームページより)