King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

四次元的思考

2017年05月08日 10時21分20秒 | 珈琲
連休も終わり本格的にこの初夏の秩父を
楽しむ感じになってきました。

今朝はやはり朝に合う珈琲としてコロンビアの
サンチュアリオブルボンを淹れすっきりとした
朝を迎えました。

とは言えこの珈琲を飲みながら思ったのは昨日の
寝る前の月の姿でした。

霞を帯びたような月の周りには怪しい光に包まれ
その脇には木星を従えという堂々と夜を支配する
姿にしばし誘われるように見入っていた寝る前の
ひと時を回想したのです。

武甲山の上には夏の星座であるさそり座がオリオン座の
代わりに鎮座し盆地を睥睨していてその対極に月がある
という構図はなにやら今の世界を予想するかのような
配置の様です。

そんなわけで目覚めてみるとフランスの選挙は融和の
マクロン氏の勝利となっていました。

最近思うのはこのような重要な分かれ目に対して人々は
皆その都度選択して熟慮の末の決断を迫られ分岐点を
経過していくのですが、数学的物理的にいってこの選択
というのは人間の自由意志によってされるのでなく、もう
地球誕生、銀河誕生の時から結果は決まっているのだと
いいます。

さらには四次元的思考でいうと時間というのは幻想で平面
の世界から立方体が理解できないのと同様、三次元から
その全貌が見えないだけなのだといいます。

つまりは過去を変えられないのと同様未来も変えられない
のだといいます。

じゃああくせく毎日何の自由意志もなく何のために生きて
いるのかということになってしまいそうですが、哲学的にも
この選択の自由というのはなくて結果はもう決まっていると
いうのは大勢派だといいます。

そんなことを考えつつ決まっていることも見通せないもど
かしさを感じつつ努力してもあがいても変わらないのかと
常に考え続けるのが人間です。

まあでも今朝はこの珈琲があってよかったと思うのでした。

今後は新豆の入るアフリカ系の豆を続けて焼いて行きます。

アフリカは産地が多く広大なのに珈琲ファンの意識としては
タンザニアとケニアで終結していて他は試すまでもないという
人が多いと思います。

それでも良いのですが、スペシャルティの豆がうらぎる
珈琲らしさを知るとまたその世界が広がり楽しみも倍加し
裏切りの真相を知ることになります。

こんなのも今朝の珈琲を飲んだときに決まっていたことかと
考えるとさらに人生も深くなるかも。

コメント
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