King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

焼きすぎない勇気

2024年05月15日 14時03分56秒 | 珈琲
昨日は全く同じコースを走りましたが、やはりジャスミンシャワーは感じられないのでした。
昨日との違いは雨が降っていたかどうかだけ。ジャスミンシャワーに直前までの雨は必須なようです。
今日の朝も夢を見ましたが、なぜか昨日も一昨日も続きもののような一連の物語りのような感じなのです。
そして昨日みたビデオは『シャイロックの子供たち』です。
銀行員の不正で不幸になっていってしまうという話ですが、私が経験した実務から比べれば子供だましのような話でこんなので感動とか痛快とか正義とかかたらないでほしいという感じです。そもそも瑕疵担保責任で契約解除になる話ですし、法律や実務でも現実の不幸はそんなもん簡単に乗り越えてくるのです。いくら責任があるとか賠償責任が決められていても会社が倒産、売り主が行方不明など資力がないので泣き寝入りなんてのはざらなのです。
日本のドラマなどは性善説とかみんなもとはいい人にのっとって作られているので全部綺麗事で済んでしまっているのです。エース銀行員の佐藤隆太など最近のイメージで悪事に染まるだろうと予測され現金紛失事件を自白して刑務所に入って出てくると妻子が出迎えてというシーンが出てきますが果たして事件として立件されるかも疑問です。現実社会では暴力団にたかられて不正融資したとか返ってこないだろう融資をガンガンしてのうのうと天下りを続ける官僚なんてざらでしたし、公的融資というとほとんど返ってこないというのが毎度繰り返されています。だからこの物語の週末ATMのお金を流用して競馬で大勝してまた戻しておいたなんてのは警察に事件としてまず届けられないでしょうし検察も当事者の自白だけの事件を立件するかも疑問です。世の中もっとどろどろしていて返ってこないと判っていて融資して色々弱みを握られていてキックバックなんて甘い汁もないケースはざらです。だからこの映画をみて金をもらっても悪から抜け出せるなんて思ってもらいたくないし、いい人で居続けるのもグレーのところをうまく切り抜けるのもまた生き方なのです。
さて、雨続きで肌寒かった日も日が差せば暑くなってお店へ卸すコーヒーも焙煎を工夫しなくてはなりません。
甘味も酸味も今の時期はこれだねと感じていただけるように。
最近ブラジルの豆もモジアナはよく見かけますが、これは浅煎りから深煎りまで対応する豆なので季節ごとのケアは大切です。
酸味が苦手なのでの先はだまだまだ長く険しい道のりかもしれません。

コメント
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