まだ梅雨に入らない今ならではの気持ちの良い朝です。
といっても最近は気候変動が激しく、急な雨があったり、雹やら雷やらと油断はできず、夜走る時にも雨は多いのです。
こんな季節に合う珈琲とは、マンデリンの深煎りなのか、ブラジルの豆をジュワッとジューシーに焼き上げることなのか様々な味をそれぞれに焼いて楽しむのが一番で変化の幅を楽しむのも一法です。
それでもお客様から聞く言葉は一様でこれにはいかにせんかとのお達しのように響きますが、それはそれで切実なのかもしれません。
私も昔キャンプで飯ごうと一緒にパーコレーターを並べて堪能したことがありましたが、その時満足していたMJBの豆が全く味がないと気が付いてしまったり、卒業はやってくるのです。うまいと言われる店を巡り、自分で焙煎してみて気が付いたり、水をあれこれ汲んできては銘水かはたまた器具をあれこれ替えてやがて見えてくるものが季節のなかでそ旬の味をとらえることへとなっていくのですが私の珈琲遍歴のなかで酸味が嫌いと思ったことはなくそんなに世の人は酸っぱくなっちゃったような豆を普段飲んでいるのか不思議な思いもします。
最近週末のニュースワイドショーではじめてそういうことだったのかという風に思うことがあって日々流れるニュースをただ聞いていても何が問題になっているのか判らないことだらけです。今週も10階建てのマンションが建設完成間近になって解体されたというニュースがありました。日々のニュースのなかでは建築違反が発覚して自主的に解体されたのかと思われそれも完成間近という目新しさで報道になったものと思っていたら週末のワイドショウではより詳しく問題の背景まで明らかにされました。これをみないと全くなんのことかという感じだったのが良く判りました。場所は国立で富士見通りにたつそのマンションは完成すると富士山が通りから見えなくなってしまうということで何度も設計変更されたてられたと言います。それなのに解体に至ったのは裁判になったりした際の企業イメージやマンションとしての販売戦略などが勘案され取り壊しに至ったのだと知れました。建築の会社が積水ハウスだいうのもこのとき知りました。逆になんで日々のニュースで景観が損なわれるため取り壊したと報じなかったのか逆に不思議です。つまりはまだ景観を壊すような建物を作り会社が訴えられたわけでもなくなんの違反もないので会社名を出して評判をおとしめることになってはいけないと腰の引けた報道になったのがうかがえます。
コーヒーの酸味が苦手とおっしゃる方はまだ珈琲の魅力に気付かれてない方といっても良く、このマンション取り壊しと同じものを感じます。