King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

チェレンコフ光と半夏生

2024年06月13日 12時39分08秒 | 珈琲

今読んでいる京極堂の本にチェレンコフ光が出てきます。粒子が光速より早く通過すると光る光となってますが、ちょっと待て光速より早い物質はないというのが今の物理学で相対性理論の本にもなっていることではないかと思います。しかし、日本人なら小柴昌俊氏がスーパーカミオカンデでノーベル賞を受賞したのは知っていますが、そのスーパーカミオカンデの水槽の水にニュートリノがぶつかって光るというのをニュースで聞いたはずですが、その光る現象こそがチェレンコフ光です。となるとこの本に出てくるように碑が燃えていた風に見えるわけないと思うのですが、そこは小説ですから。
さて、先日のNHKスペシャルでみた紅麹の詳細ですが、結局ブベルル酸で動物実験で腎臓障害が起きたことを確証したといいます。
そんな猛毒が青カビを培養して気が付かなかったり、簡単に混入する仕組みが逆に判らないと思いました。
このカビの毒は他人事ではなく、コーヒーを焼くときにもカビている豆はあり、その為ハンドピックはするのですが今まで200度にもなる釜のなかで、カビ菌が生き残ることはなく気にしたことはありませんでした。
小林製薬も製錠時に高温殺菌をして麹菌も最後は死滅しているわけです。カビ菌も死滅しているのですが毒は高温でも性能を残し、カビ毒をせっせと摂っていたことになります。ブベルル酸が作る化合物が今回健康被害をもたらしたと言うことです。
昔から人類に馴染みの菌でちゃんとした工場設備でもこんなことが起きてしまうなんてとても考えられないことです。漬け物は令和3年6月より許可が必要になり多くの漬け物屋さんが廃業したと言います。
昔ながらの手作りのものや無添加食品はどんどんなくなっていきます。本当にそれで国民の健康が守られているんでしょうか。
これから食中毒の季節になります。冷やしキュウリから死者が出たことがありました。手洗い衛生には注意していきましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする