m's diary

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旧日下部邸(舞子ホテル)

2009-07-14 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



旧西尾邸でランチをした後、近くの須磨観光ハウスへも建築巡りに寄ってもらい、更にここまで来たからには舞子ホテルもついでに見たい!とダダをこね?道路が混むからと嫌がってた旦那を説得してやって来た。

舞子ホテルは大正8年に日下部汽船のオーナーの別荘として建てられた英国風西洋館と広大な和館からなる建物。





洋館の向かって左の木々に隠れたコーナー部分。





玄関ポーチの両脇には大きなステンドグラスがはめ込まれていて、神戸ならではの景色、海や帆船、松などが描かれている。





最初は旦那に喫茶でお茶でも飲んでもらってる間に建物を見学させてもらおう、と思っていたのだが、
この日はちょうどブライダルフェアが行われていたようで、私たちも晩婚の?!ブライダルと間違われたようだ・・
ブライダルではなく建物を見せていただきにやって来た、と言うと案内の方がついてくださり、一通り内部を見せていただくことができた。





まずは和館一階の大広間から。
格天井が美しい桃山調の書院造の大広間は豪華な披露宴のテーブルセッティングがされていた。





大広間の建築当初からの欄間。





かすかなゆがみが味わい深い手吹きガラスが入れられた扉。
この渡り廊下を伝って昭和初期に増築された数奇屋造りの個室へも案内していただいた。
各部屋毎に意匠が違っているそうで、宿泊や食事に貸切ることができるそう。





こちらの広間は少人数の披露宴にいい感じ。





廊下にもいろいろ見どころがあり、こちらは一枚板で出来た舟底天井のようになっている。
太鼓状に膨らんだ床などもあった。





和館を一周して洋館部分へ戻ってきた。
こちらの部屋は普段は喫茶や結婚式の打ち合わせなどに使われているそう。





半円状に張り出したコーナー部分もソファが置かれ居心地の良さそうな空間が。




大理石でできた暖炉はミニ?!イオニア式柱の装飾がかわいかった。





シンガポール製だという当初からの家具は装飾がふんだんについていてずっしり重厚な雰囲気。





そして二階へ。
二階のトイレの扉がこれがトイレの扉?!と思うほどステンドグラスのとても美しいものだった。





トイレの扉の美しさに驚いていると、中も見てくださいと・・
中へ入ると個室の扉にもこんな船の模様が入れられた丸窓が。
更に個室の窓ガラスにはエンゼルフィッシュが描かれていてトイレにも手抜かりのない美しい装飾がされていた。





二階の客室。
緑のステンドグラスの照明がとても印象的で美しい~。
案内の方がカーテンに隠れた窓の上部にも色を合わせて、緑のステンドグラス入れられていると。









そして最後にお庭も見て行ってください、と言われ、庭園の方へ。
きれいに手入れされた庭園が広がっていた。





庭園から和館を臨む。

ブライダルでもないのに丁寧に案内して頂き、感謝です~

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