湯之島館の和館にも特徴のある特別室がいくつかあって、見学をお願いすると案内していただくことができた。
この奥の茅葺屋根の建物は「春慶荘」
客室の梁、柱、襖まで飛騨の伝統工芸である春慶塗で統一された部屋。
司馬遼太郎の「街道をゆく」でも紹介された部屋だそう。
驚いたのはこの部屋に付く内湯。
まず部屋からお風呂へと続く専用の長い廊下を行くとあった脱衣所はなんと床の間付き。
もちろん脱衣所も春慶塗が施されている。
そしてこれまた素敵だったのはお風呂。
檜造りの湯船の周りに張り巡らされたタイル。
これが今まで見たことのないような味わいのもので、ぷにょさんと共に思わず唸ってしまった・・
亀甲型のタイルの表面にはクロコダイル調?の型押し模様が入ってる~
床のタイルも渋い!
天井は朱塗りのドーム状になっていたのだけど、これらのタイルが映えてとっても素敵なお風呂だった。
こちらは七重八重の間。
16畳の本間に15畳の控えの間がつく広々としたお部屋。
昭和天皇・皇后両陛下も泊まられたとか。
湯之島館の中でも最も見晴らしがよい場所に建てられた部屋だそう。
う~ん、絶景。。
「雲井の間」の床柱にはこんなかわいいリスがくっついていたり、
蝉が彫り込んであったり・・大工さんの遊び心がうかがえる。
こちらは皆が立ち入れる展望台。
網代天井が美しい。
展望台からの見晴らし。
湯之島館では思う存分建物探訪して、貴重なお部屋も見学させていただき、充実のひと時を過ごせた。