400年の歴史があるという富山県高岡の伝統工芸、高岡銅器。
高岡の戸出には銅器団地があり、その中で唯一見学のできる工場、「能作」へ訪れた。
銅器といえば、仏具やお寺の鐘などを思い出すけど、こちらの「能作」では仏具用品などの他にもテーブルウエアやインテリア雑貨、
風鈴なども作られていて、センスのある商品がショップにも並べられていた。
お店の方は後でゆっくり見せてもらうとしてまずは工場見学へ案内していただいた。
こちらは真鍮の生型鋳造のための鋳型を作っておられるところ。
製品と同じ形の種型を入れ、砂を入れて押し固め、原形を取り出すとこのような鋳型ができる。
ここに溶かした金属を流し込んで製品を造る。
中子型を使うと中が空洞の製品ができる。
真鍮を溶かす炉。
錫製品は融点が低いのでこんな風にガスコンロにお鍋を使って溶かすことができるみたい。
コースターかな?
ツリー状に出来上がってきたものを手作業で一つ一つ切り離す。
加工前の錫の塊。
出来上がった真鍮製品をまずは機械で磨き、さらに手作業で仕上げ。
ピカピカに完成した真鍮製品。
こちらは注ぎ口を溶接で繋ぐ作業をされてるところ。
一通り興味深い作業風景を見せて頂き、ショップの方へ戻ってきた。
錫のやわらかさを生かした籠は自由自在に曲げ、のばしすることができる。
物を入れても、オブジェとして飾ってもおもしろい。
コケ付きのこんな器も。
真鍮の羊に青銅製のひな鳥、かわいい~!
私はこの青銅製のハリネズミのフォルムに惹かれてしまった~
これもコケ付き。
結構高価なものだったのだが・・小さい方のハリネズミを購入。
キッチンに置いて毎日愛でている。