日をあらためて京都山科、宇治方面へ工場見学へ行った時のレポ。
まず伺ったのは創業1775年の小堀京仏具店。
スライドと社長さん自らの説明を聞いた後、製作工程の見学へ。
仏具製作には素材の吟味が大切。
主流は紅松で中国やシベリアなど寒いところで育った年輪の幅の狭い締まった木を用いるのだそう。
「木地」といわれるノミやカンナを使って手作業で細かな部材を製作する工程。
木地製作には図面を用いず、角材に寸法を書いた「杖」というものを使用するのが独特。
細工を施すためのカンナはこんなにも種類が。
職人さん手作りのものだそう。
子供の指ほどのこんな小さなカンナも。
見事な獅子の浮き彫り。
各パーツを彫り、繋ぎ合わせて作られたものだそう。
こちらは漆を塗る工程。
丁寧に下地を作った後、漆を塗る、乾燥、磨くを繰り返し、出来上がったものを
「蝋色」といって炭で漆塗の表面を磨く工程も。
最後の仕上げ磨きは手で行うそう。
漆塗りに使われるハケは人の髪の毛でできたもの。
ハケ目を残さず塗るには髪の毛がベストなのだそう。
ちなみにハケは1本10万円くらいするとか。
漆を乾燥させる部屋。
漆というのは湿気があるほど乾くというもので温度と湿度を保った「室」に入れて乾かす。
漆塗終了後の製品。
こちらの部屋は金箔押しの工程。
まずは接着剤となる漆を塗った後、金箔を置き、真綿で押さえていく。
厳選された素材に職人の技が結集して出来上がった製品の数々・・
見学の後は私たちも金箔押し体験をすることに。(体験料500円)
漆の代わりの接着剤を盃に薄く伸ばし塗り付けた後、金箔をそっと置いていく。
金箔はアルミホイルを100枚分に薄く切った時の厚みで、お米一粒を畳1畳分にのばしたほどのものなのだそう。
日本で金箔が作られているのは石川県の金沢。
とっても薄い金箔なのでよれたりめくれたりですき間なく敷きつめるにはなかなか難しい;
余分に金箔を追加してもらってなんとか敷きつめ、真綿で押しつけた。
余分な金箔を払って完成!
興味深い仏具の製造工程や金箔体験(体験料500円)など充実の工場見学だった~