m's diary

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ぼてぼて茶

2015-04-22 | 食・グルメ


先日島根、鳥取の旅に出た時に、松江名物のぼてぼて茶を飲みたかったのだけど、念願叶わず、
しかし教えてもらったお茶屋さんでTさんがぼてぼて茶を購入され、
先日の建築巡りの会の帰りのお茶の時間に披露して頂くことができた。
更にお持ち帰り用のお茶っ葉まで小分けしてくださったので、
せっかくの珍しいぼてぼて茶を私も異食文化の会で皆に披露させてもらった。

ぼてぼて茶というのは乾燥した茶の花を入れ、煮出した番茶を茶筅で泡立て、
泡立てたお茶の中に煮豆や漬物などを刻んだものを少量入れて、お茶と共に飲むというもの。

この白いのがお茶の花で花にはサポニンという成分が含まれ、これが泡立ちをよくするそう。





本当はぼてぼて茶専用の茶筅があるのだけど、普通のお抹茶用の茶筅の先に少し塩をつけ、
茶筅を振ると、クリーミーな泡が立った。
これに刻んだたくあんや塩こんぶ、黒豆を入れて混ぜ、飲んだ。
甘いものを食べ過ぎて、ちょっとしょっぱいものが欲しい、といった時にちょうどよさげな味。

もともとは奥出雲のたたら製鉄の職人さんたちが過酷な作業の合間に立ったまま
口に流し込んでいた労働食だといわれていたり、松平不味の時代に飢饉の非常食だったという説も。

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