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北海道の旅2016【小樽の近代建築その一】

2016-08-20 | 北海道の旅2016
小樽運河沿いの倉庫を見た後はレンタサイクルが使えるこの2時間の間にホテルからできるだけ離れた建築を周り、
翌朝は歩きでホテル近くの建築を見て回ることにした。
小樽市の歴史的建造物マップを参照。



小樽の近代建築の中でもひときわ立派なこの建物は明治39年に建てられた旧日本郵船株式会社の小樽支店。
ルネッサンス様式の石造りの建物
当時は建物前面に専用の船入瀬や輸出入倉庫、裏側には鉄道が走るなど施設が完備していたとそう。





ちょうど閉館する時間だったが少しだけ中を見せていただくことができた。




1階の営業室はカウンターがつけられ、格子の天井など重厚感のある空間。
後で知ったけど2階にも豪華な貴賓室があるらしい。




隣は旧日本郵船株式会社と同時に建てられた旧日本郵船小樽支店残荷倉庫。




ちょっと遠かったけど自転車でがんばって行った旧日本郵船株式会社支店長社宅。明治末期
和洋折衷の邸宅。
当時は同じ敷地内に社員社宅や寮などがあったそう。




昭和の初期に建てられた鉄鋼商、旧前堀商店の店舗兼住宅。
現在は1階は古道具屋さん、上の階には外壁に入れられたKUMONのロゴがあるので、公文式が入ってるのか?





外壁はレンガ風のタイルが貼られ、縦長の窓も味わいがある。




1階の古道具屋さんの中を見せてもらった。
天井を支える柱はアーチを描き、




凝った装飾の柱や、天井には装飾が施されたティンパネルが貼られていた。





向かいの旧早川商店は茶、紙、文房具を扱う商店だったそうで、明治37年の火災時に建て替えられたそう。




そのため、立派なうだつなど、防火に対する配慮がなされている。
亀や鶴が描かれた装飾性の豊かなうだつ。




現在は雑貨屋さんが入ってる。







旧早川商店の裏手に隣接して建っていた建物。




明治39年建築の旧磯野商店倉庫は現在、海猫という居酒屋さんに。




前面はツタが絡まって。









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