先日、京都工芸繊維大学の美術工芸資料館で開催されている近代日本のステンドグラスの展示を見に訪れてきた。
ドイツでステンドグラスの手法を学び、初めて日本にステンドグラス製作工場を設立した宇野澤辰雄の直弟子として
多くの作品を残したという木内真太郎の資料を中心とした展示で、ステンドグラスそのものの展示は少な目だったけど、
手描きのステンドグラスの図案をたくさん見ることができて、とてもよかった。
他にもお菓子やお酒、たばこのポスターの企画展も見ごたえがあって、1階では南方熊楠の展示と、
三つの企画展が同時開催中で、入館料200円なのに充実の展示で満足した。
京都工芸繊維大学へも初めて来たので、登録有形文化財の校舎も一通り見ることに。
昭和5年に本野精吾設計により建てられた元本館、現在3号館。
スクラッチタイルの外壁
正面玄関
扉や欄間にはアールデコ調の格子が入れられてた。
左右対称の階段、ゆるやかなアーチのある玄関ホール
腰壁に布目タイルが貼られていたところもあった。
昭和6年に建てられた元自動車庫はプラザKITという交流スペースに改修され、使用されている。
昭和6年に建てられた正門及び門衛所
廻りのスクラッチタイルに合わせた陶器の照明カバーがいい感じ
年季の入った扉や窓はそのままで、内部は使われていないようだった。
門衛所についてたトイレ?
後、元倉庫の建物は現在修復中のようでシートに覆われていて見られず、
KIT倶楽部の建物も塀に隠れてよく見ることができなかった。
この後は京都国立近代美術館の世紀末ウィーンへはしご。