
台湾小箱の後、びんみんさんがfbに上げられてた骨董店「たんす」についでに行きたいなと思い、場所を聞いてみたところ、
某所に新たにオープンするというギャラリーも併せて急遽案内して頂けることになった。
こちらのその新たなギャラリーは、オールドノリタケのコレクターの方が協力され、食器の他家具や照明器具などを展示しているギャラリーで、
あまりたくさんの人が来られても困るそうで、本当にアンティークが好きなお客さんに超少人数でなら見学可能とのことなので、名前は伏せさせて頂くことに。
ギャラリーではひとつひとつ丁寧に説明して頂けた。
このアールデコのエッチングのガラス窓は、ガラスの厚みと彫りの深さがすごくて、昔の職人の手の込んだ仕事ぶりがよくわかる。

この素敵なアールデコのドレッサーは古い美容院で使われていたものだそう。
(窓が近くて引きで撮れなかった)
天板など傷んでいたものをメンテナンスを施して蘇らせたという。
百貨店での展示でも注目を浴びた逸品だとか。

両サイドにショーケースがついてる飾り棚。

アールデコの彫り物や、ケースのつまみなどの細工に痺れる~

美しいミントグリーンのカップ。
カップやポットのフォルム、グラデーションで表現された葉のデザインもいいなあ。

更に圧巻だったのはオールドノリタケのコレクション。
オールドノリタケコレクターの第一人者、木村さんという方のコレクションの一部が展示されている。
ギャラリーでは本物のアンティークを勉強する機会を提供したいということで、展示品も、ガラスケース越しではなく、実際に触れて鑑賞させていただけるのだ。
この鯉?が描かれたお皿も手に取らせていただき、重みを感じながら鑑賞させて頂いた。

こちらもオールドノリタケのコンポートセット。
光沢のあるやわらかい橙色に豪華な金彩が施され、細やかな風景が描かれている。

下絵が額装されたものも繊細に描き込まれていて、とても下絵とは思えない美しさ。

アールデコの照明も素敵だなあ。
(スマホの撮影モードがおかしくなってるのに気づかずもやがかかってる)


和風の菊のレリーフ模様がついたシャンデリア。

近代建築でもみたことある風景画が描かれた磁器製の電笠。

大倉陶園の肉皿。
展示品以外にも箱に立てて大量に仕舞われてた。
どんなパーティに使われてたんだろう。

これはお店の備品だけど、パナソニックの支柱が木製でおしゃれな扇風機。
インテリアの邪魔をしないこんな扇風機、今でも需要がありそうだけど
売ってないよなあ?!

こちらの展示をされてるコレクターの方の本が充実していたので、
思わず注文してしまった。

そして近くにもう一店舗ある骨董店「たんす」へ移動。
途中に素敵な洋館。

古い窓枠を後付けされたという窓辺。


こちらのショップにはお手頃なアンティークの電笠がたくさんあった。

元本棚だったという棚は、墨汁で色付けされたという。
墨汁が家具のペイントに使えるとは思わなかった、、
この家具の色合いが日本のアンティークのガラスなどにぴったりマッチしてる。
手前のパステルグリーンのスタンドランプも色合いがとっても素敵だなあ。

子供用のいすもしっかりした造りで、デザインもいいな。

そして、タイルを作っているという私に、古い良いものを見て勉強するように、
と和更紗文様図譜という本をプレゼントしてくださった。
デザインや色合いなど、タイル作りにインスピレーションをもらえそうなものがいろいろ載っていて興味深い。
この日は、これといったほしいものが見つからず、何も購入しなかったにもかかわらず、オーナーの方には丁寧に案内して頂き、感激した。