旧佐伯邸見学会で偶然お会いしたTwitterのフォロワーさんに、帰りに
和菓子屋&カフェ「みやけ旧鴻池邸表屋」へご案内頂いた。
近鉄奈良線富雄駅下車、住宅街の中を歩くこと約10分。
こんな住宅街の中にカフェがあるの?というようなところに
突然立派な建物が出現。
建物は、江戸時代の豪商鴻池邸表屋を大阪市今橋から移築復元したもの。
戦後は大阪美術倶楽部の会館としても使用されていたという。
1979年に大阪美術倶楽部の改装で、建物が撤去されることになり、
「なんとか船場のシンボルを残したい」という三宅製餡株式会社二代目社長が引き取り
この地へ。
移築当初は資料館として使用されていたが、より多くの人に建物に触れてもらいたいと、和菓子屋&カフェに生まれ変わったそう。
すばらしい・・よくぞ残してくださったことだなあ。
建物を入ると、右手には和菓子屋さんの店舗がある。
和菓子屋さんの方にも葛バーなど美味しそうな和菓子が販売されてた。
そして喫茶室へ。
平日の夕方近くにもかかわらず、お客さんで超にぎわってて、
ぎりぎり空いてた一席に滑り込み。
(写真は窓際が開いた隙に撮ったもの)
窓の外は竹林で、緑が目に入って清々しい。
かき氷がちょうど6月中旬から始まったばかりのようで、
どれもめちゃ美味しそう・・
いちごと迷って、マンゴーミルクかき氷にした。
出てきたかき氷は、巨大で、マンゴーの果実感も半端なく、
まるで台湾の雪花マンゴー氷を思い起こさせるような味わい。
しかも価格が1000円くらいとリーズナブル。
建物も良くて、コスパのよいすばらしいお店だった。
こちらの庭にも鶴がいた。
富雄駅前の煉瓦造りの近代建築。
以前はレストランが入っていたそうだけど、現在は空き家のよう。
駅前だし、カフェやレストランに再び生まれ変わってほしいなあ。
そして、ここへ来る前に間違って乗った列車が、鹿尽くしのラッピング列車だった。
鹿の絵も可愛くて、
床も、全面、若草山?!って感じの緑。
車内広告も一切なくて、全て鹿。
つり革にも全て鹿がぶら下がってる。
シートも鹿柄という徹底っぷり。
めったに近鉄に乗ることがないので、鹿列車満喫できてよかった。