キイトカフェでゆっくりした後は、大人の社会見学?へ繰り出した。
神戸税関はコロナ対応で、事前予約が必要だったとかで入れず、
真珠会館へやってきた。
真珠会館は昭和27年に真珠産業の発展と共に日本から世界へ向けて、
アコヤ真珠の輸出拠点として建てられた。
中へ入ると、専務理事の方が出て来られ、がっつり真珠の話を聞かせて頂くことになった。
真珠の加工、取引が日本一の神戸。北野には現在も200社以上の真珠加工工場があるのだとか。一見どこにあるのか?全く分からないが、ミリ単位の真珠表面を削る技術など、世界一の加工技術を外部に漏らさないようにするため、ひっそりと存在してるという。
真珠の世界共通の単位、匁「もんめ」は日本が真珠の養殖を最初に成功させたため、
日本で生まれた初の世界の公式単位になったそう。
1匁は3.75gで、それは日本の五円玉の重さに相当し、
五円玉の真ん中の穴は真珠を表しているのだとか。
神社に五円玉を賽銭として入れるのは、5円=ご縁を意味するのではなく、
そもそもは神社に、しらたま(真珠)を捧げる。
というところからきていて、その真珠の代わりに五円玉を捧げることになったのだとか。
又真珠を養殖するには多くの二酸化炭素が必要で、
ネックレス一つ分の真珠を養殖するには、なんと25階建てのビル2個分の
二酸化炭素を要するのだそう。なんとエコな!
そのため、真珠は環境にやさしいものとして、エコロジストから支持されているという。
真珠のアクセサリーを身に着けることは環境に配慮しているというアピールにもなるのだとか。
日本では加工された真珠の92%が輸出されているので、
コロナ禍で、真珠業界は最も打撃を受けているとのことだった。
お話上手な方で、その話術に私たちはぐいぐい惹き込まれ、、
他にもいろいろ真珠にまつわるさまざまな蘊蓄を聞かせて頂けた。
大人の社会見学的には大満足で真珠会館を後にしたのだった。
玄関ポーチ踏み石の微妙なカーブ。
最後は神戸市役所の24階の展望ロビーへ。
無料で上がれることができる展望ロビー。
喫茶店やレストランもある。
海側の景色
山側の景色。
いつもは京都を歩く会と称して、主に京都方面へ出かけていたが
たまには京都でない場所も新鮮でよかった~
しかもタダで(笑)
時間があれば、まだまだ話を聞きたかったです。
次回は紅葉シーズンやね。
また楽しい企画を考えましょう!
私的には予想内に面白い建物やけど、あんなに面白い話をいろいろ聞かせてもらえるとは思わなかったね~
次の面白い企画も練ろう~