相楽園から、クリエイティブセンターへ向かう途中、去年も訪れた昭和ビルの前を通りかかる。
窓の面格子も素敵だけど、階段のアール・デコの面格子がよかったから見ていこう。
細かくデザインされてる。
同じデザインで、菱形のものも。
中のデザインは、崩れず美しくまとまってる。
向かいのビルのタイルは、この前、常滑のタイル博物館の展示て見たINAXのセラミックタペストリーというタイルだった。
この色は、初めて見る色。
そしてこちらも、前回素敵だなと思ったビル。全体がブルーのタイルに囲まれている。
改めて見ると、船の形をしてるな。
横から見ると、奥行きがこんなに短かったとは。
南面は、窓も広くとられてるようだった。
所々、濃いめ色のタイルが混ざる壁面。
そしてクリエイティブセンターへやって来た。
何度も来ているビルだけど、前回見逃してた、タイルを見に。
通常、非公開エリアの北玄関へ。
床一面の布目タイルが圧巻。
茶色味がかったものと、うっすら青味がかったタイルが混在していて美しい〜
壁面は、筋目の入った型押しタイルが
一段目は縦に、2段目以降は横に貼られている。
この円柱周りのタイルの収まり具合にも萌える〜
そして、こちらも非公開の旧エレベーターの昇降機機工
最後にやって来たのは、こどもの本の森神戸。
2022年に安藤忠雄設計により建築され、神戸市に寄付されたという図書館。
大阪のこどのも本の森は、見学したことがあったが、こちらは初めて。
館内は、天井まで届く書架に本がずらりと並び、ゆったりと幅広な大階段が2階へ続く。
階段は、そのまま座って本を読むベンチにもなっている。
南面は、一面にガラス窓が入っていて明るく、本の焼けを防ぐ為に紫外線防止ガラスが入っているそう。
歩道橋のような通路で繋がれた2階。
ちなみに本棚の5段以上は、本が固定され、落ちないようになっていて、5段以上上にディスプレイされている本は、同じものが下段に置かれているという。
このような表紙を見せてのディスプレイは、好奇心が刺激されて、思わず手に取ってみたくなる。
地下の小さな子どもたちの絵本のコーナー。
こちらも階段状のベンチがあり、引き出しの中にも本が仕組まれていた。
どんな本が入っているのか?引き出しを開ける楽しみがあるのもいいな。
ゆるくカーブを描く書架。
安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインしたという青いりんごのオブジェ。
一角に、円柱状の吹き抜けの空間も。
中へ入ると、コンクリート打ち放しの空間にトップライトから光が差し込んでいた。
中央には椅子が並び、やや緊張感のある空間。
外のリラックスした雰囲気とは又違う読書スペースが提供されていた。
館内には、あちこちに素敵な椅子が配置されていて、伺ってみると、3人の作家さんによるものだとのこと。
長いベンチや、子どもたちにぴったりな低めの背もたれの可愛い椅子たち。
こちらのデザインのものもかわいいな。
遊び心か?こんな蝶の形の象嵌?が入っていたり。
木材は、地元六甲山の木材が使われているという。
これにて、神戸モダン建築祭に参加した1日が終了。
建築祭の参加物件をはしごしながら、道中にあちこち寄り道、いろんなものも発見できて楽しかった。