前田侯爵邸見学ツアーの後は、加藤さんたちと、食事をご一緒させて頂き、翌日の見学のおすすめなどもお伺いしつつ楽しく過ごさせて頂いた。
ホテルへ帰る前に、地下鉄のタイルをいくつか巡る予定してたので、もうひとふんばり。
以前、私の著書の『メトロリスボン』を素敵にご紹介してくださった時に背景に使われていた新宿駅のモザイクタイルを、東京へ来たらぜひとも見たいと思ってたので、探しに、、
東口とお伺いしていたので、付近を捜索してみるが、駅員さんにも聞いても分からず、
出口をひとつひとつ見ていこうとした時に、発見!
おお、素敵〜!
色とりどりの鳥たちが羽ばたき、飛んでいる様子のモザイク。
背景は、大理石か、縦長にやや大きめにランダムにカットされたものが貼られ、
鳥たちは、細かなガラスモザイクで表されている。
そのモザイクの色合いがとても美しかった。
アクアブルーもきれいだし、
グリーンのさまざまな色味も美しい。
向かいの壁面は、熱帯魚のような魚が泳いでる。
そして、こちらも同じく新宿駅東口のあたりのタイル。リーフっぽい形のタイルがライン状に並べられ交差している。
グリーンの濃淡。
銀座松屋の地下のアプローチは、多治見のタイル100年祭へゲストで来られてた佐藤卓さんデザインで、多治見のモザイクタイルがふんだんに使われている。
白と黒のモノトーンでまとめられていて、
色味はシンプルだけど、贅沢なタイル使いが見られた。
柱には10から1までナンバーがふってあり、
数字はタイルがカットされ、丁寧につくり込まれてる。
ポスターの額縁もモザイクタイル。
東京メトロ日比谷駅には矢橋六郎モザイクの「野鳥・草花・木・噴水」を見に。
「木」
近寄ってみると、とてもきれいな色合いのガラスモザイクが見られる。
こうして見ると、ガラスモザイクは相当な色幅があるのだなと、、
「草花」
「野鳥」
ほとんど抽象画のような野鳥。
「噴水」
パステルトーンのグリーンと水色のタイル
そして、日本橋駅B2F地下通路にも見たかった大理石壁画が。
ポルトガルのアーティスト、バルトロメウ・シド・ドス・サントスによるもので、日本とポルトガルの友好を記念して、リスボン市地下鉄から寄贈されたもの。
自分の著書『メトロリスボン』でも取り上げた、エントレ・カンポス駅を手がけたアーティストの作品で、同じように大理石を腐食させて、海洋生物や古地図などが描き込まれている。
大理石の質感がうまく生かされていて素敵な作品だ。
日本語も書き込まれていて、
ポルトガルに関連する書物も正確に日本語で書かれてるようでおもしろいなあ。
そして、地下鉄のタイル巡りもこれくらいにして、この日宿泊の「マンガアートホテル」にチェックイン。
マンガに囲まれたホテルってどんな?と好奇心から予約していた。
チェックインは、パソコンのスカイプにて。
女性と男性の専用階が分かれていて、
フロアは、マンガの本棚でぎっしり。
本棚の奥にベッドがあって、寝れるだけのスペースが。
シャワーやトイレは共用。
マンガには、それぞれ紹介文付き。
夜遅くにチェックインしたので、その日は、寝てしまったので、翌朝、せめて一冊でも読まないと、と読み始めたら、そのまま引きこもりそうになってしまった。
あぶない〜
テラスもついてる。
ちょうど自分のベッド近くにテラスがあったので、大いに利用してしまった。
翌朝のホテル。
各階のテラスは、緑化されてて、外観もおしゃれ。
この後は、朝活へ繰り出したのだった。