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神戸モダン建築祭2024【美野丘小学校&神戸高校他】

2024-12-04 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

今年の神戸モダン建築祭は、23日の土曜日のみ参戦。
去年見てないところを主に回ることに。
まず向かったのは、六甲の丘の上にある美野丘小学校。
六甲駅を降りて北上していると出くわしたビル。
緑が印象的な階段のフェンスや、コーナー部分の尖塔アーチのようになっている窓・・可愛い~と駆け寄る。




細かな図案の凝ったアイアンワーク。


バルコニーを支える柱と一体型になった照明。



入口のアーチにも細やかな細工。


写真を撮っていると、こちらのビルのお店の方が出勤されてきた。
可愛いビルですね~とちょっとお話。
こちらのカフェへ入って行かれた。
帰りに行けたら・・と思っていたが、違う方向だったので、機会あれば今度行ってみたいな。



昭和53年に建てられたビルのよう。


お隣のビルもなんだかただものではなさそうな?!
1階に雑貨屋さんや美容院などが入っている店舗ビルのよう。


階段を上がると、床にタイルが!
小口タイルが貼り巡らされた中に、中央に四枚一組で貼られていたタイル。
可愛い~


更に奥には、縦横6列、36枚のタイルがびっしり貼られてた。
うお~


エントランスは、白いアイアンのアーチが付けられていたり、煉瓦調の壁面、
物置なのか?緑の扉も凝っていて入口のアクセントになっている。


一部の壁面は、こんな筋の入ったタイルが貼られてたが、
これは、タイルの裏足だなと、、床のタイルを裏返して貼ってみたのだろうか?
床とはまた風合いが違っていいな。


外の壁についていた六甲パレスの看板も小ぶりだけど可愛い。


ビルの全景。
斜めの出窓やバルコニーも良い感じ。


しばらく歩くと、全面モザイクタイル貼りのビルも出現。



このクローバーという細かいモザイクタイルと縦長のモザイクタイルが帯状に交互に貼られてる。
建物の上階は、これに正方形の少し大きめのモザイクタイルが混ざる。
ビル全体モザイクというのは、なかなかないのでは?!


白いタイルと対照的な赤い扉と看板も印象的。
丸窓のショーウィンドウもいいな。


こちらもポイント的に赤が使われたマンション。
神戸のマンションやビルは、さすがおしゃれだなあ。


長~い外壁を持つ邸宅。
外壁に貼られたタイルが味わい深い。


通りがかりに教会も発見。
末日聖徒イエス・キリスト教会、モルモン教の教会のよう。
ちょうど大掃除中のようで、内部を見せて頂けた。
聖堂は、シンプルな感じでベンチは絨毯敷、屋内に天井の高いバスケットのコートなどもあって快適そうだった。(撮影禁止)


こちらのマンションもグレーのタイルに黄色が差し色の素敵デザイン。


一見普通のタイルでもこんな差し色をポイント的に入れることで
おしゃれ度が増すなあ。

あちこち立ち寄り過ぎて、まだ建築祭一軒目にたどりつかない・・
でも初めての道のりを歩きながら自分好みのポイントを見つけるのはやっぱり楽しい。
建築祭がなければ、こんな道を歩くこともなかっただろうから建築祭さまさま。


自転車でだったらここ上がれるだろうか?六甲山よりきつくない?
斜度何度?とか思いながら結構な斜面を上がりつつ見えてきた美野丘小学校。
ええっ、ここ入口じゃないの?!
ナビどおりに歩いたら裏門?を案内され、


ぐるっと回りこんでようやく受付に到着。


1956年、坂本鹿名夫設計により建てられた円形の校舎。
内部と屋上を見学させて頂けた。
内部は階段室以外は撮影禁止だったが、中央の螺旋階段を囲むように廊下、
教室が並び、各教室は扇形になっている。
ガイドさんによると、中央に屋上に抜ける吹き抜けがあることで、風通し
が横並びの校舎よりかなり良いとのこと。
又、共用部分を中央部に集約することで通常の建物より建築コストを15%も削減できた為、昭和30年代当時、流行し各地に建てられたそうだが、
増築できない為、高度経済成長期に年少人口増加で廃れていったという。
現在は全国では5校、兵庫県でも現存するのは、2校のみだそう。
こちらの学校でも、後ほどプレハブ校舎が別棟で増築されている。


見所の階段室。
屋上までの吹き抜けで光が差し込み美しい。












最上階の天井は、まるで満点の星空のよう。


全周囲窓ガラスで、とても明るい最上階。
更に天井近くに小窓までついてる。


最上階から階下を見下ろす。





そして屋上へ出る。
階段室の屋上部分。



とても良い見晴らし。
運動場の手前は、増築された校舎。

現役の円形校舎が見れて感激した~


美野丘小学校から、次なる目的地神戸高校へ。
こちらもナビどおりに向かったら、結構なアップダウンな道のりで、いい運動になった;
神戸高校旧本館は、1938年兵庫県営繕課設計により建築。
ロマネスクの古城を思わせる堂々とした佇まいにうっとり。






エントランスから見た車寄せの柱


受付の小窓?


階段ホールの照明。


すっきりとした印象のエントランスホール。


ホールの八角形の照明。


外観から想像すると、思ったより内部はすっきりとした印象。





3階の階段踊り場。
丸い照明に丸い階段親柱の装飾



この後は、王子公園駅を目指しつつ、村野藤吾の原田の森ギャラリーに寄っていくことに。
つづく・・
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