m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

千葉の建築&タイル巡り【千葉大学&柴又・山本亭】

2025-01-08 | 建築巡り・街歩き【その他】


大屋旅館をチェックアウトした後は、千葉へ戻り、レンタサイクルを借りて
千葉大学亥鼻キャンパスへやって来た。
キャンパスには、いくつかの近代建築や現代建築が点在してる。
こちらは、1936年建築、旧医学部本館。




裾が絞まった形状の柱が4本並ぶ車寄せがかっこいい。



現在は、使用されていないようで、入口扉は、良い感じの風化具合。


車寄せの庇には、トップライトが設けられていて、


四角い形状のアールデコな照明も。





外壁は、型押しタイル貼り。


櫛目が縦横斜めに入る型押しタイルに、茶色い斑点のような模様が入ってる。


出入口上部には、こんなギザギザ加工されたタイル?が貼られてた。



裏口から



1927年に建築の旧精神科病棟。現在はサークル会館に。


入口にはクリンカータイルが敷かれたスロープがあり、お手洗いを借りようと入ったら、


元お手洗い?だったようなスペースに入り込む。
なんと、腰壁がタイル貼りに・・タイルに呼ばれたのだろうか?!


白い無地のタイルに、雷文のマジョリカタイル。
よく見る緑じゃなく、黒の雷文だった。


床は蜀江文の無釉タイル。



近代建築だけでなく、現代建築もあり、
庇が何重にも重なったこちらの建物は、2013年に建てられたゐのはな同窓会館。



ゐのはな記念講堂は、医学部創立85周年を記念して1963年に槇文彦設計により建築。


コンクリート打ち放しの外観にファサードはガラス貼り、台形の形がとても個性的で、内部を見てみたかった。


エントランス


銅板の屋根も見える。


前日に、日が暮れてから来た千葉市美術館へも再び。やはり閉まっていたが、、










その後は、東京へ戻ってきて、葛飾柴又へやって来た。
こちら山本亭は、大正末期から昭和初期に増改築されたカメラ部品製造会社、
山本栄之助氏の自邸だった建物。
入口には長屋門があり、外観もタイルが装飾的に使われていたり洋風の雰囲気だが、



内部もステンドグラスが入ってた。


床はモザイクタイル貼りに。
こんな和洋折衷のモダンな長屋門は、初めて見たかも。


建物は、近代和風建築の母屋に、


一部洋風建築も取り入れられている。


玄関ホールの照明。


庭園に面して、書院造のお部屋が六間並んでいる。


ガラス戸越しに見える庭園がすばらしいなあ。
庭園の見晴らしの為に、全面がガラス戸に、そしてガラス欄間が入れられている。




縁台へ出てお庭を眺める。


ちょうど夕日が沈む頃。
手前には池泉が、奥には築山、滝も設けられている書院庭園。
米国の日本の庭園専門誌の3位にランクインしたとか。
緑豊かで美しい。









孔雀模様だろうか、おしゃれな欄間も。






こちらで喫茶することもできるのだけど、
閉館近くだったので喫茶は終了してた;
この建物とこのロケーションでゆっくりお茶できるのはポイント高いなあ。


洋館の手間の玄関の間。


そして奥の洋風の応接室「凰の間」
ステンドグラスの欄間が和室との間を違和感なく繋いでた。


洋室手前の床は、菱型モチーフの寄木貼り。


ステンドグラスはシンプルなもので、白漆喰仕上げの天井、
石造りの暖炉に、アール・デコっぽい壁紙




照明は、竹のような模様が入った和の雰囲気のものだった。



それぞれに凝った書院欄間の彫刻や透かし彫り。












玄関入ってすぐ右手には、手洗いとお風呂も。


浴室の湯気抜きのある天井。
竹がきれいに組まれていた。


帰りに柴又帝釈天へ。





サルの浮彫りがとてもリアル。





公衆トイレの入口にふと目に入った陶板画。





参道を駅へ向かって歩く。
もうすでにお店は閉まっていたり、閉まりかけだったり。


丸い瓶がかわいいおせんべい屋さんで、瓶の中の手焼きのせんべいを購入。


名物草だんごも食べていこう。





これにて東京&千葉の二日間の旅が終了。
東京から千葉、思ってたよりも近くて楽しめた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千葉の建築&タイル旅【大多... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

建築巡り・街歩き【その他】」カテゴリの最新記事