ご存知の方も多いと思いますが、チョット確認しましたので・・・。
昨日のランチの会メンバーで井の頭自然文化園内の 北村西望翁の彫刻園での 数々の彫刻作品を鑑賞している時の出来事?が、二つありました。
一つは、作品説明に、「ブロンズ」と「石膏」と記されていることで、もう一つは、製作年に大正15年と昭和元年とあったことです。
前者は、材質・製法であり詳細は別途に譲りますが、ここで、
後者の大正15年と昭和元年の2種が記されているがどうしてだろう?つまり、作品に大正15年作のものと昭和元年作のものがあることに気が付いたのです
早速、メンバーの知恵者が、「確か、大正15年に何日か昭和元年があったはず・・」ということで、「あぁ、そういうこと・・」で話題は他へと移り変わりました。
一夜明けて、メンバーの一人が、「昨日の何日か昭和があった・・のは、正解」ということで、改めてこのことにこだわり・・もう少しきっちりと調べてみることとしました
大正15年12月25日に大正天皇(第123代天皇)が崩御され(47歳)、
(ネットから借用しました)
即、同日「昭和」に改元された。(ものの本によると、「光文」とスクープされ新聞号外が出て、そのため急きょ取りやめとなり「昭和」になったとか・・)ちなみに、昭和から平成に改元された時は、施行は1日あとであった。
したがって、大正15年は12月25日までで、昭和元年は12月25日から31日までの7日間あるということだ
北村西望翁作の昭和元年作がいくつかあったが、このきわどい7日間に完成した作品であるということになる。
もうちょっと、出来事などを手繰ってみると、浜松高専の高柳健次郎氏が、初めて日本でテレビ受像機(ブラウン管)を開発したのが、この12月25日であった。小さな丸いブラウン管にぼやけているが「イ」の字が映し出された。
文学では、川端康成の「伊豆の踊子」が発表されているし、アーネスト・ヘミングウエーの「日はまた昇る」が発表されている。
ちょうど12月25日に生まれた人は、クレージーキャッツの植木等がいるしかし、かれの戸籍上の誕生日は、昭和2年(1927年)2月25日とされているそうな。 また、若くして他界した俳優の佐田啓二は、12月9日生まれだから、こちらは、大正15年である。もちろんであるが、昭和元年1月1日生まれの人はいない。
今年、大正からちょうど100年であります。
曲は、ルイ・アームストロングの・・・
Louis Armstrong - what a wonderful world