蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

日本製? 中国製?  (bon)

2011-02-22 | 日々雑感、散策、旅行
ある会報の記事の中に、目に留まったくだりがありました。
「生活の中の日中関係」と題する丸川知雄教授の記事の中から興味を引いた部分の一部です。

まず、食品について・・・。 日本が農水産物を最も多く輸入している相手は、アメリカで中国はその半分くらいだそうですが、スーパでもうなぎやシイタケ、落花生など中国産が目立っているのは、アメリカから輸入している主なものは、トウモロコシは飼料であり、大豆は食用油になり、小麦は大部分がパンやうどんになるのであまり目立っていないというのです。
 
(ネットから)
たけのこ、緑豆などは中国から89%も輸入しているが、緑豆を見かけないのは、もっぱら「もやし」の原料になっていて、日本の工場で発芽させるから、そのもやしは100%国産として売られているのだそうです。
(ネットから借用)

 うなぎ・・も中国と台湾に大きく依存しており、「かば焼き」まで加工されて中国から輸入されている。(ネットから)
つまり中国産・・ですが、実はウナギの出身地は日本で、日本の川で育ったシラスというウナギの稚魚を、中国の養殖池で育て かば焼きにする・・。日本生まれの中国育ち・・。もっと言うと、マリアナ諸島で生まれたのが、日本の川に来ているという・・。大阪の淀川にも今でもシラスうなぎ漁の名残があります。
大阪淀川
(ネットから・・向こうの鉄橋はJR神戸線)

 衣服では、日本の中国産への依存度は服の枚数で85%、金額で72%であるという。下着なら点数で88%、金額で78%だそうです。しかし、日本で仮に1万円する服があるとすると、そのうち3,600円は日本の小売業者が、さらに日本の卸売業者が1,500円を取り、さらに、生地やボタン、糸などの材料を引くと、中国の工場が手にするお金はせいぜい1,900円なんだそうです。また、「日本製」と書かれた服は、実は日本の外国人研修・技能実習制度で働いている中国人が縫っているという。日本の衣服の工場で働く人のうち2/3が技能実習生で、ほとんどが中国人なんだそうです。日本製となっていても中国製とほぼ変わりないということ・・?

 電機製品も、どんどん中国に生産が集中しており、ipod、DS(ニンテンドー)、PS(ソニー)などは中国で組み立てられている。NEC製の携帯FOMAのある機種は設計も中国だそうです。

 産地詐称が時に問題となったりしていますが、今後、国を超えてさらなる融合(混合?)が進んでくればそれこそどこがどうだか皆目見当がつかないことになりそうですね。


音楽は純日本製で・・・。昭和24年 藤山一郎、奈良光枝
青い山脈


もう1曲・・坊がつる讃歌 芹 洋子


コメント
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