何気なく、日本の年中行事の本をめくっていたら、明日9月26日は、小泉八雲の
ご命日・・だとか。 1850~1904.9.26というから54歳・・若死にですね。
本名、パトリック・ラフカディオ・ハーン、ギリシャで生まれる。 40歳の時
来日しそのまま小泉節と結婚し帰化した。
松江で英語の教師をして、熊本、神戸を経て東京に移る。 1896年には東京大学の
英文学講師として教鞭をとり、1903年後任の夏目漱石に引き継いで退職し早稲田に移る。
この頃、1900年には我が高校が設立し今年110年を迎えているから、かなり昔のこ
とだ。
小説家、随筆家・・と呼ばれているが、我々には怪談など昔から親しんできたもの
でした。耳なし芳一・・ゆき女・・など数々の短編の再話があり、これによって
これらの物語を知った(普及した)のでした。
雪女の「あらすじ」がありましたので、ネットから拝借します。
あらすじ
武蔵の国のある村に、茂作と巳之吉という2人の樵が住んでいた。茂作はすでに老いていたが、巳之吉の方はまだ若く、見習いだった。
ある冬の日のこと、吹雪の中帰れなくなった二人は、近くの小屋で寒さをしのいで寝ることにする。その夜、顔に吹き付ける雪に巳之吉が目を覚ますと、恐ろしい目をした白ずくめの美しい女がいた。巳之吉の隣りに寝ていた茂作に女が白い息を吹きかけると、茂作は凍って死んでしまう。
女は巳之吉にも息を吹きかけようと巳之吉に覆いかぶさるが、しばらく巳之吉を見つめた後、笑みを浮かべてこう囁く。「おまえもあの老人(=茂作)のように殺してやろうと思ったが、おまえは若くきれいだから、助けてやることにした。だが、おまえは今夜のことを誰にも言ってはいけない。誰かに言ったら命はないと思え」
それから数年して、巳之吉は「お雪」という、ほっそりとした美しい女性と出会う。二人は恋に落ちて結婚し、10人の子供をもうける。お雪はとてもよくできた妻であったが、不思議なことに、何年経ってもお雪は全く老いることがなかった。
ある夜、子供達を寝かしつけたお雪に、巳之吉がいう。「こうしておまえを見ていると、十八歳の頃にあった不思議な出来事を思い出す。あの日、おまえにそっくりな美しい女に出会ったんだ。恐ろしい出来事だったが、あれは夢だったのか、それとも雪女だったのか……」
巳之吉がそういうと、お雪は突然立ち上り、言った。「そのときおまえが見たのは私だ。私はあのときおまえに、もしこの出来事があったことを人にしゃべったら殺す、と言った。だが、ここで寝ている子供達を見ていると、どうしておまえのことを殺せようか。どうか子供達の面倒をよく見ておくれ……」
そういうと、お雪の体はみるみる溶けて白い霧になり、煙だしから消えていった。それ以来、お雪の姿を見たものは無かった。
(mak)
ご命日・・だとか。 1850~1904.9.26というから54歳・・若死にですね。
本名、パトリック・ラフカディオ・ハーン、ギリシャで生まれる。 40歳の時
来日しそのまま小泉節と結婚し帰化した。
松江で英語の教師をして、熊本、神戸を経て東京に移る。 1896年には東京大学の
英文学講師として教鞭をとり、1903年後任の夏目漱石に引き継いで退職し早稲田に移る。
この頃、1900年には我が高校が設立し今年110年を迎えているから、かなり昔のこ
とだ。
小説家、随筆家・・と呼ばれているが、我々には怪談など昔から親しんできたもの
でした。耳なし芳一・・ゆき女・・など数々の短編の再話があり、これによって
これらの物語を知った(普及した)のでした。
雪女の「あらすじ」がありましたので、ネットから拝借します。
あらすじ
武蔵の国のある村に、茂作と巳之吉という2人の樵が住んでいた。茂作はすでに老いていたが、巳之吉の方はまだ若く、見習いだった。
ある冬の日のこと、吹雪の中帰れなくなった二人は、近くの小屋で寒さをしのいで寝ることにする。その夜、顔に吹き付ける雪に巳之吉が目を覚ますと、恐ろしい目をした白ずくめの美しい女がいた。巳之吉の隣りに寝ていた茂作に女が白い息を吹きかけると、茂作は凍って死んでしまう。
女は巳之吉にも息を吹きかけようと巳之吉に覆いかぶさるが、しばらく巳之吉を見つめた後、笑みを浮かべてこう囁く。「おまえもあの老人(=茂作)のように殺してやろうと思ったが、おまえは若くきれいだから、助けてやることにした。だが、おまえは今夜のことを誰にも言ってはいけない。誰かに言ったら命はないと思え」
それから数年して、巳之吉は「お雪」という、ほっそりとした美しい女性と出会う。二人は恋に落ちて結婚し、10人の子供をもうける。お雪はとてもよくできた妻であったが、不思議なことに、何年経ってもお雪は全く老いることがなかった。
ある夜、子供達を寝かしつけたお雪に、巳之吉がいう。「こうしておまえを見ていると、十八歳の頃にあった不思議な出来事を思い出す。あの日、おまえにそっくりな美しい女に出会ったんだ。恐ろしい出来事だったが、あれは夢だったのか、それとも雪女だったのか……」
巳之吉がそういうと、お雪は突然立ち上り、言った。「そのときおまえが見たのは私だ。私はあのときおまえに、もしこの出来事があったことを人にしゃべったら殺す、と言った。だが、ここで寝ている子供達を見ていると、どうしておまえのことを殺せようか。どうか子供達の面倒をよく見ておくれ……」
そういうと、お雪の体はみるみる溶けて白い霧になり、煙だしから消えていった。それ以来、お雪の姿を見たものは無かった。
(mak)