蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

サギソウの開花もよう  (bon)

2014-09-18 | 花鳥風月

いつも思うのですが、この花の形・・点対称とはならず、とても複雑で鳥のような羽をしている部分があり、
一体どのような蕾で開花するのか・・? 

それで、昨日、サギソウの開花もようを3時間あまり観察をしました。

 サギソウの花軸には、普通2輪~4輪の花が付くようですが、つぼみは、先の部分が少し尖っている丸い形をして
いて、緑色の3枚のガクに包まれています。
距(きょ)は、この段階では、つぼみの丸みに添って下から上の方に釣り針状にまがっています。

 観察は、つぼみを包んでいるガク(3枚)が開いた状態から、15分ぐらい毎に、様子を見てパチリとしながら
3時間あまり我慢しました。

ガクが開いた状態が12:30でした。

                         ガクが開いたところ 12:30 (中央の蕾です。)
             
 

ちょくちょく見に行くのですが、あまり変化がなく、それでも突然開いたりすれば(1つ前の蕾はそうだったので)
そもそもの目的が達成されないので、ここは我慢のしどころでした。

その都度写真はとっていましたが、それをすべて掲載する意味はありませんから、変化が認められるところに絞って、掲載することにしました。

          大たい1時間が経ちました。13:40 
             

 あまり変化がありません。 しかし・・・
心なしか、つぼみから白い内部らしい部分が見えていますが、これがどの部分なのかを突き止めたいのです。

 それから1時間半くらい 花(鉢)の前に椅子を置いて、座りながらじっと花の開く瞬間をとらえようと頑張ってみました。

          15:00 頃の状態です。
                            

少し、つぼみの内部から、羽の先端の切れ込みらしい部分がのぞいて来ました。
1時間半も経ってこのような進行じゃ、まだ時間がかかるかも・・? と、お茶に椅子から離れました。

 一息入れて、椅子に戻りましたら、あれあれ・・! 半分くらい開花しているではありませんか!

           15:25
              
 

こんな状態でした。 あぁ、と思っても もうあとの祭り。
この間わずか25分です。この25分が最も見たかった部分であったのです。

それでも、大体の仕組みが理解できました。(気を取り直して~) 
 蕾は、開花した時の、後ろの(シッポ)みたいな2つの花びらと、サギの胴体部分とで、計3つの白い花弁で
丸く包んで、その中に羽の部分を織り込んでいるのです。 ですから、胴体部分が、下にゆっくりと下がって行くに
つれて、両羽が左右に開いてくるのです・・。
生まれたては、羽も小さいですが、開いてから、時間と共に羽が大きく伸びてサギのように羽ばたくのでした。

              

反省。
次回このような機会があれば、この最後の30分部分をじっくりと観察しようと思いました。
 

                       おまけ。 ヤマボウシの実が赤味を帯びていました。
                                




 

 

 

 

 

 

コメント
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